報道発表資料

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2011年08月18日
  • 大気環境

揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制対策を支援するためのパソコン用ソフト(EVABAT:エババット)の試験運用について~排出抑制の見える化できます~(お知らせ)

 環境省は、揮発性有機化合物(以下、「VOC」という。)の排出抑制対策を推進するため、平成21年度から「揮発性有機化合物(VOC)排出抑制導入支援に係る検討業務」を実施し、この度、日本産業洗浄協議会及び東京大学において、産業洗浄分野における中小事業者等がVOC排出抑制対策の効果およびコストを検討できるソフト(EVABAT)を開発しました。本年8月31日から、ベータ版ソフトの利用を開始します。
 なお、御利用していただいた結果をフィードバックしていただき、本ソフトのさらなる改良を行うこととしています。
 また、8月31日から9月2日に東京ビッグサイトで開催される「2011地球環境保護国際洗浄産業展」の会場でもデモンストレーションを行います。

1.EVABATの概要

 EVABATとは、Economically Viable Application of Best Available Technologyの略であり、事業者が対策を検討・実施する際に、自社の状況に応じて、投資可能な無理のない範囲で、最も効果の高い対策を検討するためのものです。
 日本産業洗浄協議会と東京大学とでソフトの開発を進め、環境省も協力しました。

(1)ユーザー

 塩素系洗浄剤(ジクロロメタン、トリクロロエチレン)を使用している中小事業者を想定しています。

(2)入力項目

設備条件(事業者が使っている洗浄施設の寸法や洗浄剤の使用量など)
作業条件(作業環境の情報)
投資条件(洗浄剤の購入価格など)

(3)出力結果

 洗浄現場の個々の条件に合わせて、様々な排出抑制対策の効果及びコスト(ランニングコスト、償却期間)を定量的に計算します。

(4)活用方法

これまで実施した対策の効果の分析
現在実施している対策の改善
今後の対策の検討

 などに活用できます。

2.ソフト御利用の申し込み方法等

(1)ソフトの動作環境及びソフトの容量

動作環境:
Windows XP、Microsoft Excel 2003 で動作確認済み
容量:
約10メガバイト

(2)申し込み方法

 申し込み方法の詳細は、日本産業洗浄協議会のホームページを御覧ください。
 http://www.jicc.org/

3.実施体制

日本産業洗浄協議会(窓口)、東京大学、一般財団法人関西環境管理技術センター

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局大気環境課
直通:03-5521-8295
代表:03-3581-3351
課長:山本 光昭(6530)
課長補佐:栗林 英明(6533)
担当:村井 光輝(6536)

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