報道発表資料

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2011年08月05日
  • 地球環境

サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量算定方法検討会の取りまとめについて(お知らせ)

 環境省では、事業者のサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の標準的な算定方法について平成22年度から検討を進めてきましたが、この度検討結果を取りまとめましたのでお知らせします。

1.検討の概要

本検討会では、事業者自らの温室効果ガス排出量のみならず、事業者のサプライチェーン全体(原材料の製造・輸送、販売する製品の流通、製品の使用・廃棄など)における排出量を段階ごとに収集し、算定することができるよう、サプライチェーンを上流・自社・下流の区分から更に13のカテゴリに区分して、そのカテゴリごとに具体的な算定方法を示しました。
サプライチェーン排出量の標準的な算定方法を示すことにより、多くの事業者のサプライチェーン排出量の把握・管理や情報開示が進み、事業者はサプライチェーン全体での効率的な削減対策を実施することができます。
なお、検討にあたっては、温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度や、GHGプロトコルで検討中の企業のバリューチェーンにおける排出量の算定や報告の方法を示す「SCOPE3算定報告基準」との調和が図られるよう留意しました。
今年度は、この取りまとめを踏まえて、算定方法等について引き続き検討を行う予定です。
※GHGプロトコル:
米国の環境NGOである「世界資源研究所(World Resources Institute)」及び「持続可能な発展のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development)」を中心に、世界中の事業者、行政組織、NGO、学術組織など様々な利害関係者が参加し、その合意に基づいて温室効果ガス(GHG)の算定・報告基準を開発するためのプロセスのこと。

2.検討会取りまとめの入手方法

 下記の環境省ウェブサイト「サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量算定方法検討会」のページに掲載していますので自由にダウンロードしていただけます。
 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/comm.html

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8249
課長:室石 泰弘(6770)
課長補佐:坪口 創太(6790)
担当:重松 賢行(6779)