報道発表資料
環境省では、東日本大震災を受け、被災地の公共用水域において緊急的に有害物質等の水質モニタリング調査を実施しました。
水質分析が終了した、岩手県及び宮城県内の河川及び海域における測定結果(速報)を公表します(調査日:岩手県6月2日~8日、宮城県6月3日~5日)。
また、青森県、茨城県における測定結果については、結果がまとまり次第、発表予定です。
1.測定結果概要
(1)岩手県
[1]河川の水質
全18地点において、人の健康の保護に関する環境基準値を下回った。
[2]海域の水質
全34地点について、人の健康の保護に関する環境基準値を下回った。
(2)宮城県
[1]河川の水質
人の健康の保護に関する環境基準について、全21地点中、ふっ素について1地点(測定値 0.89 mg/L(基準値 0.8mg/L))で、ほう素について4地点(測定値 1.4~2.6 mg/L(基準値 1mg/L))で、環境基準値を上回る値がみられたが、他の地点では、環境基準値を下回った。
[2]海域の水質
全56地点について、人の健康の保護に関する環境基準値を下回った。
2.今後の対応
岩手県、宮城県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、追加調査の必要性の検討を含め関係機関と協力して対応していく予定。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課
直通:03-5521-8316
代表:03-3581-3351
課長:吉田 延雄(内線6610)
課長補佐:古田 哲央(内線6614)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成23年6月30日
- 被災地の公共用水域の水質モニタリング調査結果(速報)の公表について(お知らせ)