報道発表資料

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2011年06月30日
  • 再生循環

マイボトル・マイカップキャンペーンの開始について(お知らせ)

 環境省では、国民の誰もが簡単に実践できるリユースの具体的な取組として、従来から進めてきたマイバッグの利用に加え、昨年からマイボトル・マイカップの普及促進のキャンペーンを企業、大学、地方自治体等様々な主体の参加を得て行うこととしました。
 本年度のキャンペーンでは、横浜市や京都市において実証実験を行うほか、提携団体との効果把握、参加団体の取組の紹介等、幅広い情報提供を行います。

本キャンペーンは、2019年9月30日をもって終了し、「プラスチック・スマート」キャンペーンに統合しました。今後は、「プラスチック・スマート」キャンペーンのロゴマークをご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。

詳細はこちらをご確認ください。

https://www.env.go.jp/recycle/yoki/index.html

1.趣旨・背景

 循環型社会の構築には3R(リデュース、リユース、リサイクル)に係る施策の総合的な推進が不可欠です。これらの施策のうち、リサイクルについては各種リサイクル法の施行等に基づき着実に推進してきましたが、今後はより一層のリデュース、リユースの推進をしていく必要があります。
 リユースに係る施策については、個別の課題ごとに、たとえば家電製品であれば小売事業者向けにリサイクル・リユースガイドラインの作成などに取り組んできましたが、リユースとは物を繰り返し大切に使うものであることから、とりわけ国民一人ひとりの実践を促すことが重要です。
 こうした取組として、マイバッグの利用は広く普及してきており、近年では、飲食店やイベント会場等で使い捨て飲料容器を使わない取組が着実に広がりを見せ、さらに一歩進んで、個人がマイボトルやマイカップ(自分の水筒、タンブラー、コップ等)を持参した場合にも飲料等のサービスを提供する動きも出てくるなど、皆さんの間でも徐々にマイボトル・マイカップを使う取組が見られるようになりました。
 このため、環境省としては、こうした取組をさらに促すため、昨年に引き続きマイボトル・マイカップキャンペーン(以下「キャンペーン」という。)」を行うこととしました。

2.キャンペーンの概要

(1)キャンペーンの実施体制

 キャンペーンは以下の体制で行います。

主催:
環境省
後援:
(社)浄水器協会、(社)日本水道協会、全国茶商工業協同組合連合会、全国魔法瓶工業組合、(社)日本宅配水協会
参加団体:
キャンペーンの趣旨に賛同し、以下に述べるような取組を行い、その取組をウェブサイト上で紹介させていただける企業、大学、市民団体、地方自治体等の団体。
参加団体の取組としては、
[1]
環境省と参加団体が協働で実証実験やイベントを行う
[2]
コーヒーショップ、喫茶店等が飲料をマイボトル、マイカップに提供する
[3]
市民団体・地域・地方自治体が地域で、または企業がオフィスで、マイボトル、マイカップに関する取組を推進する
 等があります。参加を表明いただき、事務局に連絡をいただいた団体は、随時ウェブサイト上で御紹介いたします。
 また、キャンペーンは、昨年マイボトルに関する普及啓発活動を行い、本年もキャンペーンを行う予定の九都県市首脳会議廃棄物問題検討委員会とも連携をとりつつ取り組んでいきます。

(2)キャンペーンにおける具体的な取組

1)実証実験

 各地域の公共施設、スポーツ施設、商業施設、観光スポット、教育施設等にウォーターサーバーを設置し、当該施設を利用する市民がマイボトル・マイカップの使いやすい環境を整備するともに、環境省が各地域の地方自治体や企業と連携して幅広くマイボトル・マイカップの使用を促すPRを行うことで、マイボトル・マイカップの利用を促進する実証事業を実施します。
 この事業を通じ、ウォーターサーバーの利用状況や利用者アンケート等を把握することにより、実証事業の効果を検証・分析し更なるマイボトル・マイカップの利用促進の方策を検討するとともに、実証事業を通じて得られたマイボトル・マイカップの利用促進のノウハウを取りまとめ、幅広く共有していきます。
 実証事業の実施期間は、9月末までを予定しています。具体的な実施地域と実施事業の概要は、次のとおりです。

[1]
横浜市における実証実験
 2011年度からの新たな一般廃棄物処理基本計画として策定したヨコハマ3R夢プランと連携した取組として、各種施設にウォーターサーバーを設置するとともに幅広くPR活動を行い、マイボトル・マイカップの利用促進実証事業を実施します。
主催:
環境省
共催:
(株)メイスイ、(株)OSGコーポレーション、三菱レイヨンクリンスイ(株)、福島工業(株)、(株)タカギ、(株)環境向学、(株)寺岡精工、(株)スター商事(SIGG)、ユニー(株)、全国魔法瓶工業組合
協力:
横浜市、横浜市水道局
(ウォーターサーバー設置施設:8箇所)
[1]戸塚地区センター
[2]東戸塚地区センター
[3]みなとみらいスポーツパーク
[4]横浜国際プール
[5]関東学院大学
[6]横浜赤レンガ倉庫
[7]ららぽーと横浜
[8]アピタ(戸塚店)
[2]
京都市における実証実験
 行政、企業や市民、学生からなるびっくり!エコ実行委員会と連携して各種施設にウォーターサーバーを設置するとともに幅広くPR活動を行い、マイボトル・マイカップの利用促進実証事業を実施します。
主催:
環境省
共催:
(株)タカギ、(株)メイスイ、(株)OSGコーポレーション、(株)寺岡精工、(株)スター商事(SIGG)、全国魔法瓶工業組合
協力:
びっくり!エコ実行委員会、京都市ごみ減量推進会議
(ウォーターサーバー設置施設:4箇所)
[1]京都大学(時計台前レストラン:カンフォーラ)
[2]京都タカシマヤ
 ほか2ヶ所調整中
2)提携団体

 自発的にマイボトル推進運動を展開する団体です。これらの団体には、当該団体における取組について実証実験と同様のやり方で効果把握していただき、その結果についてキャンペーンウェブサイトを通じて全国にPRします。

[1]
アピタ(千代田橋店)における取組
主催:ユニー(株)
共催:環境省
[2]
大阪大学(豊中キャンパス、箕面キャンパス、吹田キャンパス)における取組
主催:大阪大学
共催:(社)日本宅配水協会、大阪大学生協、環境省
[3]
フェリス女学院大学(緑園キャンパス)における取組
主催:フェリス女学院大学(エコキャンパス研究会)
共催:(社)日本宅配水協会、環境省
[4]
(株)寺岡精工(道の駅「三笠」サンファーム三笠、道の駅「たきかわ」総合交流ターミナル「たきかわ」)における取組
主催:(株)寺岡精工、北海道エネルギー(株)、道エコプロジェクト
共催:環境省
3)ウェブサイト(http://www.re-style.env.go.jp/bknbr/mybottle/)による情報提供、参加の呼びかけキャンペーンのウェブサイトを開設し、マイボトル・マイカップの利用の意義やマイボトル・マイカップが利用できるお店の情報など参加団体の取組やその他の関連情報を提供し、個人の取組を促すとともに新たな団体が取組を始めるきっかけを作ります。

(3)キャンペーンのロゴマーク

 参加団体にはこのマークを使っていただくためのキャンペーンのロゴマークとして以下を制定しました。

(キャンペーン全般、参加に関する問い合わせ先)
マイボトル・マイカップキャンペーン事務局
〒102-0081
東京都千代田区四番町8番19号 番町ポンピアンビル
一般社団法人 環境情報科学センター
TEL:03-3265-4000 FAX:03-3234-5407
E-mail:mybottle@ceis.or.jp

連絡先
環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通:03-5501-3153
代表:03-3581-3351
室長:森下 哲(内線6831)
室長補佐:八巻 順(内線6854)
担当:齋藤 雅哉(内線6837)