報道発表資料

この記事を印刷
2011年06月06日
  • 保健対策

平成23年度化学物質の内分泌かく乱作用に関するフィージビリティースタディーの公募について(お知らせ)

 化学物質の内分泌かく乱作用に関し、今後の実施につながる研究課題候補としてフィージビリティースタディー(実現可能性調査)を以下のとおり公募します。

 環境省ホームページ上にて、平成23年6月6日(月)から7月6日(水)まで化学物質の内分泌かく乱作用に関するフィージビリティースタディーを別添の公募要綱のとおり募集します。公募の概要は以下のとおりです。

1.背景

 環境省では、平成17年3月に公表した「化学物質の内分泌かく乱作用に関する環境省の今後の対応方針について―ExTEND2005―」に基づき、野生生物の生物学的知見研究及び基盤的研究を推進してきました。
 平成22年7月には、これまでの取組及び諸外国の動向等を踏まえ、環境省の今後5年間の対応の方向性として「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応―EXTEND2010―」を取りまとめ、ExTEND2005が採用した枠組みを踏襲し、引き続き野生生物の生物学的知見研究及び基盤的研究を推進することとしております。
 本年度も今後の新規研究課題の候補として、フィージビリティースタディーを公募します。フィージビリティースタディーでは、平成23年度研究計画承認後から平成23年度末までに、平成24年度以降の研究の実行可能性を検証することとなっております。

2.募集内容の概要(詳細は別添公募要綱を御覧下さい。)

(1)募集課題

[1]野生生物の生物学的知見研究
1)
野生生物において認められた個体(群)の変化やその前兆(行動の変化を含む)について化学物質ばく露の関連性を把握する研究
2)
化学物質ばく露がその原因として疑われる野生生物における異変のメカニズムを実験的に検討・検証する研究
[2]化学物質の内分泌かく乱作用に関する基盤的研究
1)
個体(群)レベルのアプローチによる化学物質の内分泌かく乱作用のメカニズムに関する研究
2)
細胞・分子レベルのアプローチによる化学物質の内分泌かく乱作用のメカニズムに関する研究
3)
個体レベルでの有意な変化と細胞・分子レベルでの変化との関連性を把握する研究
4)
化学物質による内分泌かく乱作用を(既存の、または新たな)リスク評価及びリスク管理手法に組み込むことを目的とした研究
5)
発達段階や感受性の高い個体に対する影響や化学物質の複合ばく露による影響の把握に関する研究

(2)研究費の規模

 1課題当たり400万円程度(平成23年度)。

(3)採択予定課題数

 野生生物の生物学的知見研究及び化学物質の内分泌かく乱作用に関する基盤的研究を合わせて、4課題程度。

(4)研究期間

 野生生物の生物学的知見検討部会及び基盤的研究企画評価検討部会による研究計画書承認後~平成24年3月23日(金)。

3.応募受付期間

平成23年6月6日(月)~7月6日(水)

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
直通 03-5521-8261
代表 03-3581-3351
課長 早水 輝好(内6350)
課長補佐 本間 政人(内6352)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。