報道発表資料
我が国が世界遺産一覧表への記載を推薦している「小笠原諸島」について、自然遺産の評価を行う国際自然保護連合(IUCN)の評価結果が明らかとなり、世界遺産一覧表への「記載」が適当と勧告されましたので、環境大臣の談話を添えてお知らせします。
1.経緯
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- 我が国は平成22年1月に、ユネスコ世界遺産センターに対して、「小笠原諸島」を世界遺産一覧表に記載するための推薦書を提出しました。
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- 世界遺産委員会の自然遺産に関する諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)は、昨年7月に行われた現地調査や専門家による推薦書の検討など、1年半にわたる評価を進めてきました。
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- 今般、「小笠原諸島」を含む自然遺産の推薦案件について、IUCNの評価結果が明らかとなり、世界遺産センターを経由して各締約国に通知されました。
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- 評価結果は関係国に限定配布される世界遺産委員会の会議資料であるため、全文の公開はできませんのでご了承下さい。
2.IUCNの評価結果及び勧告の内容
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- 「小笠原諸島」は、IUCNにより、世界遺産一覧表への「記載」が適当と勧告されました。
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- 生物進化の過程に関する顕著な普遍的価値が認められました。
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- 評価結果の概要は追ってお知らせいたします。
3.環境大臣談話
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- IUCNの評価結果の通知を受けて、松本環境大臣の以下の談話を、別添のとおり公表します。
4.今後の予定
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- 平成23年6月19日から29日までパリで開催される第35回世界遺産委員会において、IUCNの勧告を踏まえ、「小笠原諸島」を含む各締約国からの推薦物件の記載の可否が決定されます。
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- 第35回世界遺産委員会は、当初バーレーンで開催される予定でしたが、当国の事情によりパリのユネスコ本部で開催されることとなりました。
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8274)
課長:塚本 瑞天(内:6430)
課長補佐:奥山 正樹(内:6435)
専門官:羽井佐 幸宏(内:6477)