報道発表資料

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2011年03月17日
  • 自然環境

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第一回定例会合の結果について(お知らせ)

 3月10-11日に愛知県名古屋市において、「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第一回定例会合」が開催されました。
 本会合では、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で立ち上がったSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)の総会と情報の共有等を目的とした公開フォーラムが行われました。

※ SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)
 SATOYAMAイニシアティブは、二次的自然環境における生物多様性の保全やその持続可能な利用の促進のため、環境省及び国際連合大学高等研究所が中心となって提唱してきた取組みです。IPSIは本イニシアティブの活動を促進するため、昨年開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の期間中、国・地方政府、研究機関、国際機関、NGO、民間企業等、多様な主体の参加を得て発足した国際パートナーシップです。

1 実施主体

主催:
IPSI
共催:
環境省、国連大学高等研究所

2 目的

総会:
IPSIの今後の運営や活動の方向付けを行うこと。
公開フォーラム:
IPSIのメンバーのみならず、メンバー以外へもIPSI及び各メンバーの活動を紹介し、協力や連携を図ること。

3 日程

平成23年3月10日(木)-11日(金)

4 開催地

愛知県名古屋市 名古屋大学野依記念学術交流館
(〒464-8601 名古屋市千種区不老町)

5 会合の概要と成果

総会 3月10日(木)【非公開】

IPSI運営規定の改正、18の運営委員会委員の選出、事務局の決定が行われました。
また、別途開催された運営委員会においては、IPSIへの新規加入希望があった23の団体すべてについて承認されました(別紙参照)。
事務局には、これまで暫定事務局として事務局機能を担ってきた国連大学高等研究所が指定されました。

公開フォーラム 3月11日(金)

以下の2名により基調講演が行われました。
ジェフ・マクニーリ 国際自然保護連合(IUCN)上席科学顧問
カレマニ・ジョー・ムロンゴイ 生物多様性条約事務局科学及び専門的技術的事項セクション部長
基調講演に続き、[1]知見の集約・発信、[2]政策研究、[3]指標研究、[4]能力開発、[5]現地活動という5つの活動テーマに分かれて分科会が開催され、約40の団体が自らの取組等について発表を行いました。
分科会終了後、分科会の進行役によるパネルディスカッションが行われ、各分科会の報告のほか、活動テーマ間の相互の関連性、生物多様性と地域住民の生活向上の関連性、伝統的知識が生物多様性の保全に果たす役割やその重要性などについて意見交換が行われました。

6 その他

 新たな運営規定、分科会での発表要旨集(英語のみ)等については、近日中に以下のウェブサイトに掲載する予定です。

SATOYAMAイニシアティブウェブサイト

日本語 http://satoyama-initiative.org/jp/
英語 http://satoyama-initiative.org/en/

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8150
室長:鳥居 敏男(内線6480)
専門官:川口 大二(内線6476)
担当:奥田 青州(内線6476)

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