報道発表資料

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1999年09月22日

「IPCCインベントリータスクフォース技術支援ユニット発足記念行事」の開催について

平成9年12月に採択された京都議定書において、国別の温室効果ガス削減目標値が設定されたことから、より正確な温室効果ガスインベントリー(排出目録)を整備することが不可欠となった。
 このため、気候変動に関する政府間パネル(IPCC) の第14回総会(平成10年10月)では、国別温室効果ガスインベントリーの充実・強化を図るため、インベントリータスクフォースを新設することとし、同タスクフォースの先進国側共同議長を我が国から選出するとともに、同タスクフォースの事務局として機能する技術支援ユニット(TSU)を (財)地球環境戦略研究機関(IGES)内 に設置することが決議された。TSUについては、その発足準備作業が完了し、本年7月15日より活動が開始されている。
 そこで、日本におけるタスクフォースビューロー会合の開催にあわせて、平成11年9月25日(土)に、経団連会館にて、TSU発足記念行事を開催する。
1 開催趣旨

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では、平成10年10月の第14回総会において、温室効果ガスの排出量削減目標値を設定した京都議定書を受けて、IPCCに新たに国別温室効果ガスインベントリープログラムのためのタスクフォースを新設するとともに、同タスクフォース を技術的な側面から支援するための技術支援ユニット(TSU)を、日本国政府による支援を得て財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)に設置することを決議した(タスクフォース及び技術支援ユニット(TSU)の詳細については別紙参照)。この決議を受け、IGESでは、IPCC事務局や経済協力開発機構(OECD)の協力を得ながらTSU発足の諸準備を進めてきたが、この7月15日より活動を始めるに至った。   
  そこでTSUの本格的な活動の開始を前に、日本におけるタスクフォースビューロー会合(9 月23~24日)の開催に合わせ、国会議員、政府・自治体関係者、在外公館・国際機関の関係者、研究者、企業・NGO等民間団体の関係者等を招いて、下記のとおりTSU発足記念行事を開催する。

2 主催者(共催)

 財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)/IPCCインベントリータスクフォース

3 開催日時及び場所

平成11年9月25日(土) 記念行事:16:00-17:00 レセプション:17:00-18:00   
経団連会館10階 会議室 1002号室(記念行事)及び1001号室(レセプション)
(東京都千代田区大手町1-9-4  TEL(03) 3279-1411)

4 主な出席予定者

国会議員、関係省庁関係者(環境庁、外務省、厚生省、農林水産省、通商産業省、運輸省、建設省)、神奈川県関係者、国内関係研究機関、IPCC関係者、在外公館関係者、国内の温室効果ガスインベントリー関係研究者、民間企業・NGO等民間団体関係者など

5 記念行事概要(同時通訳付き)

【経団連会館10階 1002号室 (16:00-17:00)】

(1)主催者挨拶 平石尹彦(IPCCインベントリータスクフォース共同議長)
森島昭夫(IGES理事長)
(2)来賓挨拶 岡田康彦(環境事務次官)
谷口富裕(IPCC副議長)
(3)記念講演 「IPCCガイドラインとインベントリータスクフォース及びTSU の役割」
ジム・ペンマン(英国環境省地球大気部)
6 レセプション概要(逐次通訳付き)

【経団連会館10階 1001号室 (17:00-18:00)】

(1)主催者挨拶 ブルハニ・ニエンズィ
(IPCCインベントリータスクフォース共同議長)
(2)来賓挨拶 ナラシムハン・スンダララーマン(IPCC事務局長)

※なお、取材にあたってはプレス席が用意されています。

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課研究調査室
室 長 :森 秀行(内線6743)
 補 佐 :水野 理(内線6746)