報道発表資料

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2000年10月12日

気候変動に関する非公式閣僚会合の結果について

10月4日~5日にオランダのマウデンで行われた「気候変動に関する非公式閣僚会合」の結果について報告する

1.結果概要

 10月4日~5日にオランダのマウデンで「気候変動に関する非公式閣僚会合」が開催され、34カ国の閣僚等と欧州委員会の代表が参加。COP6(11月13日~24日。オランダ・ハーグ)を成功に導くために、政治的判断を必要とする主要交渉事項について熱心な議論が行われた。

 我が国から、京都議定書の2002年までの発効に向けてCOP6を成功を成功させるため各国閣僚のリーダーシップを強く求めるとともに、我が国の立場を説明した。

 京都議定書を実施するためのルールなどCOP6で合意を目指している多くの事項について各国が互いに歩み寄り、合意に向けて真摯に努力するとの各国の政治的意思が確認された。また、枠組条約で既に規定されている途上国への支援策がCOP6の成功への重要な鍵を握るとの認識が強く示された。

 途上国に対する支援に関し、COP6議長候補であるオランダのプロンク大臣から、先進国間で統一した回答(common answer)を作成するよう求められた。

2.COP6の進め方

 プロンク大臣からは、COP6第2週の冒頭にあたる11月19日に今回と同様の非公式閣僚会合を開催するとともに20日から24日まで閣僚間の折衝により政治的決着を図るとの方針が示され、各国閣僚の参加と貢献が強く要請された。
連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課  長 :竹本 和彦  (6740)
 補  佐 :伊藤 実知子(6765)
 温暖化国際対策推進室
 室  長 :梶原 成元  (6741)
 専門官 :関谷 毅史  (6758)
 担  当 :大倉 紀彰  (6763)