報道発表資料
平成12年10月25~26日、新潟市において、東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する第2回政府間会合が開催される。また、これに先立ち、10月23~24日、第6回作業グループ会合が開催される。
同ネットワークは、平成10年3月に横浜で開催された第1回政府間会合における合意に基づき、東アジア10ヶ国が参加して、試行稼働が行われてきたもの。今回会合では、試行稼働の評価を行い、試行稼働における酸性雨モニタリング状況報告書等を採択するとともに、ネットワークの本格稼働についての合意形成を目指す。また、新潟に設置されている酸性雨研究センターが、ネットワーク本格稼働におけるネットワークセンターに指定されることを目指す。
同ネットワークは、平成10年3月に横浜で開催された第1回政府間会合における合意に基づき、東アジア10ヶ国が参加して、試行稼働が行われてきたもの。今回会合では、試行稼働の評価を行い、試行稼働における酸性雨モニタリング状況報告書等を採択するとともに、ネットワークの本格稼働についての合意形成を目指す。また、新潟に設置されている酸性雨研究センターが、ネットワーク本格稼働におけるネットワークセンターに指定されることを目指す。
1.これまでの経緯及び会合の趣旨
平成10年3月に横浜で開催された、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(以下、「ネットワーク」という。)に関する第1回政府間会合において、ネットワークの試行稼働について合意され、同年4月より試行稼働が開始された。ネットワークは、東アジア地域における国際的な酸性雨対策に向け、共同のモニタリングを行うことにより、酸性雨の状況について各国共同の理解を得ようとの取組である。 |
第1回政府間会合における合意では、第2回政府間会合で試行稼働の結果をとりまとめ、試行稼働の評価を踏まえ、本格稼働の開始について議論することとされている。 |
試行稼働においては、ネットワークの意思決定機関として「作業グループ」が、科学技術的事項に関する諮問機関として「暫定科学諮問グループ」が設置され、第1回政府間会合以降、それぞれ3回の会合を開催し、第2回政府間会合への準備を行ってきた(なお、作業グループ会合は、第1回政府間会合に先立ち2回開催されている。)。本年7~8月にマニラで開催された第3回暫定科学諮問グループ会合では、試行稼働における酸性雨モニタリング状況報告書がすでに採択されている。 |
今次会合は、これら準備作業を踏まえ、第6回作業グループ会合において最終的な調整を行い、第2回政府間会合において、本格稼働の実施についての合意を目指すものである。また、試行稼働段階では、新潟に設置された酸性雨研究センターが暫定ネットワークセンターに指定されていたが、本格稼働においても、引き続き同センターがネットワークセンターに指定されることを目指す。 |
2.主な目的
○ | 試行稼動のモニタリングの成果及び今後の課題をとりまとめた報告書について審議し、採択・公表すること |
○ | ネットワーク試行稼働の成果の評価を行い、これを踏まえ、本格稼働の実施について審議すること |
○ | 2001年の活動計画を検討すること |
3.開催主体
主催:東アジア酸性雨モニタリングネットワーク暫定事務局及び暫定ネットワークセンター受入機関:環境庁、外務省、新潟県、新潟市
4.期日及び場所
平成12年10月23日(月)~24日(火) 第6回作業グループ会合 | |
平成12年10月25日(水)~26日(木) 第2回政府間会合 | |
場所: | ホテルイタリア軒(新潟市西堀通7-1574) 電話025-224-5111FAX025-224-7679 |
5.参加者(予定)
正式参加者: | ||||
両会合とも、試行稼働参加10ヶ国の代表及び国際機関の専門家が参加。 | ||||
※ | 参加10ヶ国 | : | 中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、ロシア、タイ、ベトナム | |
※ | 参加国際機関 | : | 国連アジア太平洋経済社会委員会、国連環境計画、世界気象機関、長距離越境大気汚染条約事務局 | |
オブザーバー: | ||||
新潟県、新潟市等の関係自治体及び暫定科学諮問グループメンバー | ||||
事務局:暫定事務局(環境庁)及び暫定ネットワークセンター |
6.議題及びプログラム
作業グループ会合 | ||||
10月23日(月) | ||||
9:30~10:00 | 開会挨拶 議長等選出、議題採択 |
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(以後、非公開) | ||||
10:30~15:00 | 試行稼働のレビュー及び評価 | |||
15:30~17:30 | ネットワーク本格稼働のための文書の検討(事務局及びネットワークセンター指定の議論を含む。) | |||
10月24日(火) | ||||
9:00~9:30 | ネットワーク本格稼働のための文書の検討(続き) | |||
9:30~10:30 | ネットワークのための技術文書の検討 | |||
11:00~12:00 | 2001年事業計画及び予算の検討 | |||
12:00~12:30 | その他 | |||
16:00~17:30 | 会合レポートの検討・採択 | |||
17:30 | 閉会 | |||
政府間会合 |
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10月25日(水) | ||||
9:30~10:00 | 開会挨拶 議長等選出、議題採択 |
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(以後、非公開) | ||||
10:30~11:30 | 試行稼働のレビュー及び評価 | |||
11:30~15:00 | ネットワーク本格稼働のための文書の検討(事務局及びネットワークセンター指定の議論を含む。) | |||
15:00~15:30 | ネットワークのための技術文書の検討 | |||
16:00~17:00 | 2001年事業計画及び予算の検討 | |||
17:00~17:30 | その他 | |||
19:00~ | レセプション | |||
10月26日(木) | ||||
9:00~12:00 | 会合レポートの検討・採択 | |||
12:00 | 閉会 | |||
13:30~16:00 | 酸性雨研究センター視察 |
7.関連行事
本会合後、新潟県・新潟市の主催により、「東アジア酸性雨問題講演会」が開催される。
日時 | : | 10月27日(金) |
場所 | : | 新潟市民プラザ(新潟市西堀通6番町866番地NEXT21ビル6階) |
講演者 | : | ラース・ノルトバーグ(国連欧州経済委員会コンサルタント) |
柳下正治(環境庁環境研修センター所長) | ||
小倉紀雄(東京農工大学教授) | ||
使用言語 | : | 英語及び日本語(同時通訳あり) |
参加費 | : | 無料 |
申込先 | : | 新潟県環境対策課電話025-280-5154(定員になり次第締め切り) |
8.取材等
○ | 本会合は、第5回作業グループ会合の決定に基づき、非公開で行われる。 |
○ | 作業グループ会合冒頭(10月23日9:30~10:00)及び政府間会合冒頭(10月25日9:30~10:00)は、頭撮り可能。 |
○ | 10月26日、会合終了後、ホテルイタリア軒5階「朝日の間」において記者会見を行う(13時頃の予定)。 |
○ | 10月27日の講演会は一般に公開。 |
- 連絡先
- 環境庁大気保全局大気規制課
課 長 :仁井 正夫(内線6530)
課長補佐 :戸田 英作(内線6548)
課長補佐 :遠藤 肇 (内線6538)
環境庁水質保全局水質管理課
課 長 :小沢 典夫(内線6630)
課長補佐:横田 敏宏(内線6637)
環境庁水質保全局土壌農薬課
課 長 :伊藤 洋 (内線6650)
課長補佐 :荒木 真一(内線6652)
現地事務局 025-226-7486
携帯電話 090-3096-6371