報道発表資料

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2000年11月20日

グリーン・ライティング(環境にやさしい照明)・キャンペーンの実施について

近年、屋外照明の適正化等により良好な照明環境を実現することが大気生活環境を保全する上で重要な課題となっている。このため環境庁では、平成10年3月、光害の防止を図るため、「光害対策ガイドライン」を策定するとともに、本年7月には、光害を防止し、地方公共団体が地域の特性等を考慮した形で地域照明環境計画を策定するための手引きとするため、「地域照明環境計画策定マニュアル」の策定を行った。
 これを受けて、来る平成12年12月1日(金)から10日(日)までの10日間「グリーン・ライティング・キャンペーン」を実施する。
 このキャンペーンは、良好な照明環境についての理解を深め、その実現に向けた取組を促すとともに、屋外照明の改善等を図ることにより、光害を防止しようとするものである。
 本キャンペーンでは、啓発用ポスター及び事業者向けパンフレットの配布を行い、前述のガイドライン及びマニュアルについての理解を深め、その実現に向けた取組の推進を図っていくこととしている。
 このため、地方公共団体、事業者等に対して協力を依頼する。

1.グリーン・ライティングとは

 環境にやさしい照明を言い、照明に関して、安全性(防犯・通行)や効率性(省エネ)の確保とともに、周辺環境への配慮等が十分なされている状況(良好な照明環境が実現されている状況)をいう。

2.グリーン・ライティング・キャンペーンにおける主な取組内容

(1)光害の防止についての啓発ポスターを作成し、これを関係方面に配布する。
(2)光害を防止するための照明機器の設置のあり方など、良好な照明環境の実現のための対策手法を整理した事業者向けパンフレットを作成し、これを関係方面に配布し、屋外照明機器等の点検及びその適正化等を呼び掛ける。
(3)「光害対策ガイドライン」及び「地域照明環境計画策定マニュアル」についての理解を深め、地方公共団体において、地域の状況に即した光害防止の取組の推進と、地域照明環境計画の策定に向けた取組の推進を行う。
(4)記者発表及びインターネット等を通じた各種媒体への情報提供を行い、キャンペーンを広く訴える。


(参考)グリーン・ライティング・キャンペーンにおける関係方面への協力依頼

(1)地方公共団体の取組
[1]光害防止の啓発ポスターの配布・掲示や不必要な照明の消灯等の呼び掛けを行う。
[2]事業担当部局に対して、パンフレットの配布を行うとともに、「光害対策ガイドライン」及び「地域照明環境計画策定マニュアル」についての理解を深め、その実現に向けた取組の推進を行う。

(2)事業者等の取組
[1]パンフレットを用いて、広告塔や屋外照明機器等による周辺環境への影響のチェックを行い、照明機器等の点灯時間、明るさ、数量等の適正化を行う。
[2]景観照明等の消灯・減灯等を行う。

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局企画課大気生活環境室
室    長 :藤田 八暉(内線6540)
 室長補佐 :平塚 勉  (内線6541)
 担    当 :弥吉・佐藤(内線6546)

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