報道発表資料

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2010年11月12日
  • 総合政策

平成23年度環境保全経費概算要求額について(お知らせ)

 環境省では、このたび、平成23年度環境保全経費概算要求額を取りまとめました。
 平成23年度概算要求の総額は1兆3,149億円で、平成22年度当初予算の環境保全経費の総額に比して4%の増となりました。
 環境省においては、年末の政府予算案作成に向けて、これら予算の確保を支援することとしています。

1 環境保全経費とは

 環境保全経費とは、政府の経費のうち地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備に関する経費を総称したものです。
 環境省では、関係府省において取り組まれている環境保全に係る施策が、政府全体として効率的、効果的に展開されるよう、環境省設置法第4条第3号の規定に基づき、関係府省の概算要求に先立って、見積りの方針の調整を行っています。8月6日、概算要求に当たっての基本方針を環境省から関係府省へ示しました。この方針に従って、関係府省は、去る8月31日に概算要求を行いました。
 環境省では、今回の環境保全経費の取りまとめに当たっては、関係府省から提出された新規施策についてヒアリングを行う等により、環境保全に資する施策であるかを確認した上、その全体を取りまとめて財務省に提出しました。
 なお、今後、予算の査定結果についても取りまとめて公表することとしています。

2 平成23年度環境保全経費概算要求の総額

平成23年度概算要求の総額:1兆3,149億円(前年度比4%増)
平成22年度当初予算の総額:1兆2,596億円

3 環境保全経費概算要求額の内訳及び主な新規事業

平成23年度概算要求額(平成22年度当初予算額)

(1)地球環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6,777億円(6,193億円)

 革新的低炭素技術集約産業国内立地推進/全球地球観測システム構築の推進/環境・ストック活用推進/チャレンジ25地域づくり 等
【経済産業省、文部科学省、国土交通省、環境省等】

(2)大気環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,230億円(2,121億円)

 クリーンエネルギー自動車等導入促進対策/越境大気汚染対策推進/自動車等大気環境総合対策/施設整備に必要な経費(防衛関係)/光化学オキシダント等環境基準項目に関する研究 等
【経済産業省、環境省、防衛省等】

(3)水環境、土壌環境、地盤環境の保全・・・・・・・・・ 746億円(1,026億円)

 水産環境整備事業/不発弾陸上処理/水質環境基準検討/国際的水環境改善活動推進/漂流・漂着・海底ゴミに係る削減方策総合検討 等
【農林水産省、国土交通省、環境省、内閣府等】

(4)廃棄物・リサイクル対策・・・・・・・・・・・・・・・ 740億円(857億円)

 廃棄物処理施設整備/産業廃棄物不法投棄等原状回復措置推進/バイオマス・再生可能エネルギー地域利活用/日系静脈産業メジャーの育成・海外展開促進/不法投棄等の支障除去等事業完了後の跡地等の有効活用モデル事業 等
【環境省、農林水産省等】

(5)化学物質対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 130億円(80億円)

 化学物質環境実態調査/低炭素社会を実現する超軽量・高強度革新的融合材料プロジェクト/石油精製物質等の国際先導的有害性試験法の開発/化学物質の内分泌かく乱作用に関する評価等推進/中生産量化学物質の安全性点検 等
【環境省、経済産業省等】

(6)自然環境の保全と自然とのふれあいの推進・・・・・・ 1,490億円(1,471億円)

 山地治山総合対策/鳥獣被害防止緊急整備/森林整備地域活動支援/生物多様性の保全・活用による元気な地域づくり 等
【農林水産省、国土交通省、環境省等】

(7)各種施策の基盤となる施策等・・・・・・・・・・・・ 1,036億円(844億円)

 大学発グリーン・イノベーション創出事業/エコチル関係経費/先進地域重点支援事業 等
【文部科学省、環境省、農林水産省等】
上記3の各内訳は各分野を億円単位で四捨五入したため、参考資料の総計とは一致しない場合がある。

《参考資料》

平成23年度環境保全経費概算要求額(府省別・事項別一覧)

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境計画課企画調査室
電話番号:03-3581-3351(代表)
       03-5521-8328(直通)
室長:川上 毅(内線 6227)
補佐:澤 邦之(内線 6250)
担当:牧野・鈴木(内線 6255)

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