報道発表資料

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2010年07月27日
  • 総合政策

小沢環境大臣のブラジル、メキシコ、米国出張の結果について(お知らせ)

 小沢環境大臣は、7月17日(土)~25日(日)にかけて、本年10月に我が国が議長国を務める生物多様性条約第10回締約国会議(以下、COP10と言う。)及び本年11月末からメキシコで開催される気候変動枠組条約第16回締約国会議(以下、COP16と言う。)に関する意見交換と、メキシコ政府主催による気候変動に関する非公式会合への出席のため、ブラジル、メキシコ及び米国に出張しました。

1.意見交換の概要

1)ブラジル(18(日)~20日(火))

ブラジルはメガダイバース国の代表格であり、生物多様性にとって重要な国であることから、テイシェイラ環境大臣との会談では、特に、COP10の成功に向けて、ポスト2010年目標やABS国際枠組みの検討終了に向けた双方の主張と、会議の成功に向けた協力を確認しました。
また、バイオ燃料の効果的な普及に関する意見交換のため、ペトロブラス社のガブリエリ総裁と会談し、同社のバイオ燃料工場や農場も視察しました。

2)メキシコ(21日(水)~22日(木))

本年11月末からメキシコ・カンクンで開催されるCOP16で議長を務めるエスピノサ外務大臣との会談では、COP10及びCOP16の成功に向けて、日本とメキシコが緊密に連絡を取り合うことで意見が一致しました。
エルビラ環境大臣との会談では、地球規模の環境問題の解決に向け、COP10及びCOP16の議長国である我が国とメキシコの連携が不可欠であり、それぞれがリーダーシップを発揮することを確認しました。また、会談後に共同記者会見を行っています。
メキシコ政府が主催する気候変動に関する非公式会合では、今回のテーマである緩和について、現行の京都議定書の枠組みの継続ではない、公平かつ実効性のある国際枠組みの必要性について発言しました。

米国(23日(金)~24日(土))

ダニエル・イノウエ上院議員(歳出委員長/上院仮議長)をはじめ、環境保護庁(EPA)、大統領府(科学技術政策室)、上院議会(環境・公共事業委員会)、国際NGO(コンサベーション・インターナショナル)の関係者と生物多様性や気候変動対策について意見交換を行いました。

2.その他

 会談以外でもブラジルでは、リオデジャネイロの国立植物園やブラジリア国立公園内のセラード生態系等を視察しました。また、ブラジルの移住者や日系人の方々との意見交換も行いました。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局生物多様性地球戦略企画室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8275
室長:鳥居 敏男(内線:6480)
補佐:中澤 圭一(内線:6433)

環境省地球環境局(旧)国際対策室
直通:03-5521-8330
室長:関谷 毅史(内線:6772)
室長補佐:相澤 寛史(内線:6773)

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