報道発表資料
第6回国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)東アジア地域会合が6月26日(土)~28日(月)にプーケット(タイ)で開催されました。本会合には、アジア地域の関係各国や、サンゴ礁保全に取り組む団体・研究者等(10ケ国・41団体等、計74人)が出席し、東アジア地域サンゴ礁保護区ネットワーク戦略2010が策定されました。
1.開催期間
平成22年6月26日(土)~28日(月)
2.開催場所
プーケット(タイ):メトロポールホテル プーケット
3.参加者(別添1)
10ヶ国の代表、41の関係団体、オブザーバー等、計74人が参加。
4.成果
2008年以降検討してきた「東アジア地域サンゴ礁保護区ネットワーク戦略2010」が今会議で合意された。
この戦略は、サンゴ礁及び関連生態系の保全を進めるために東アジア地域の継続的な連携体制を形成していくことや、東アジア地域のサンゴ礁保護区ネットワークの取組の在り方を明らかにしたものである。
東アジア地域サンゴ礁保護区ネットワーク戦略2010の概要
戦略では3つの目的が設定され、それぞれの目的を達成するための地域の具体的な取組が示された。
目的1:連携のための地域メカニズム形成
- (具体的な取組)
- 東アジア地域会合の継続開催、地球規模サンゴ礁モニタリングネットワーク(GCRMN)地域ネットワークの推進等による地域連携の強化、情報共有ネットワークの開発。
目的2:2009~2010年暫定計画フォローアップ
- (具体的な取組)
- サンゴ礁分布図の公開、地域の海洋保護区(MPA)データベースの充実と活用及びそれらのデータを活用した各国の保護区の設定や管理の推進。
目的3:地域及び国レベルの政策に対する優先的提言
- (具体的な取組)
- サンゴ礁保護区ネットワークの形成に向けて重要な視点として持続的利用の観点、地域住民の参加や伝統的知恵の活用等を含めたガイドライン案の作成。
添付資料
- (別添1)参加国・団体 [PDF 42 KB]
- (別添2)ICRI East Asia Regional Strategy on MPA Networks (英) [PDF 269 KB]
- (別添3)東アジア地域サンゴ礁保護区ネットワーク戦略2010(仮訳) [PDF 152 KB]
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課
直通:03-5521-8274
代表:03-3581-3351
課長:星野 一昭(内線6430)
課長補佐:奥山 正樹(内線6435)
専門官:荒牧 まりさ(内線6432)
主査:滝澤 玲子(内線6432)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成22年6月22日
- 第6回国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)東アジア地域会合の開催について(お知らせ)