報道発表資料
国立環境研究所では、このほど以下の5編の報告書をとりまとめたので公表する。
これら5課題のうち、(1)~(3)は国立環境研究所の特別研究として平成8~10年度に、(4)~(5)は国立環境研究所の開発途上国環境技術共同研究として平成6~10年度に実施した。
課題(1)では、今日の社会を特徴づける「人やモノの流れ」を支える技術である自動車交通等の輸送システム及び廃棄物処理・リサイクル等の循環システムを対象とした具体的な事例研究を軸にして、環境負荷及びこれによる環境影響を総合的に評価する手法の開発研究を行った。
課題(2)では、バイオレメディエーション技術の基礎となる浄化微生物の開発と浄化機構の解明並びに浄化機能の試験法の開発を行い、バイオレメディエーション技術のリスク評価手法を提案した。
課題(3)では、浅海域の機能とその重要性を明らかにするために、浅海域の現場調査、室内実験、数理モデルの利用等により、浅海域における物質循環と水質浄化に関する研究を行った。
課題(4)では、中国における石炭燃焼に由来する屋内フッ素汚染が深刻なことから,中国の予防医学科学院環境衛生・衛生工程研究所と共同で、石炭燃焼に由来する屋内フッ素汚染の調査と健康影響に関する研究を行った。
課題(5)では、タイ王国のアジア工科大学、カセサート大学、タイ環境研究研修センターなどの大学、研究機関と共同で、タイの水域における汚濁物質の質と量、既存の処理施設の調査及び処理実験を通して、排水処理に有用な微生物、植物などの役割を明らかにすると共に、現地における水環境修復技術開発のあり方について検討を行った。
(1) | 輸送・循環システムに係る環境負荷の定量化と環境影響の総合評価手法に関する研究 | |
(2) | 微生物を用いた汚染土壌・地下水の浄化機構に関する研究 | |
(3) | 海域保全のための浅海域における物質循環と水質浄化に関する研究 | |
(4) | 石炭燃焼に伴う大気汚染による健康影響と疾病予防に関する研究(石炭燃焼に伴う屋内フッ素汚染による健康影響と予防医学的対応に関する研究) | |
(5) | 自然利用強化型適正水質改善技術の共同開発に関する研究 |
課題(1)では、今日の社会を特徴づける「人やモノの流れ」を支える技術である自動車交通等の輸送システム及び廃棄物処理・リサイクル等の循環システムを対象とした具体的な事例研究を軸にして、環境負荷及びこれによる環境影響を総合的に評価する手法の開発研究を行った。
課題(2)では、バイオレメディエーション技術の基礎となる浄化微生物の開発と浄化機構の解明並びに浄化機能の試験法の開発を行い、バイオレメディエーション技術のリスク評価手法を提案した。
課題(3)では、浅海域の機能とその重要性を明らかにするために、浅海域の現場調査、室内実験、数理モデルの利用等により、浅海域における物質循環と水質浄化に関する研究を行った。
課題(4)では、中国における石炭燃焼に由来する屋内フッ素汚染が深刻なことから,中国の予防医学科学院環境衛生・衛生工程研究所と共同で、石炭燃焼に由来する屋内フッ素汚染の調査と健康影響に関する研究を行った。
課題(5)では、タイ王国のアジア工科大学、カセサート大学、タイ環境研究研修センターなどの大学、研究機関と共同で、タイの水域における汚濁物質の質と量、既存の処理施設の調査及び処理実験を通して、排水処理に有用な微生物、植物などの役割を明らかにすると共に、現地における水環境修復技術開発のあり方について検討を行った。
1 | 公表する報告書の名称及び担当 | |
(1) | 「輸送・循環システムに係る環境負荷の定量化と環境影響の総合評価手法に関する研究」 (担当:社会環境システム部 資源管理研究室 森口 祐一) |
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(2) | 微生物を用いた汚染土壌・地下水の浄化機構に関する研究 (担当:地域環境研究グループ 新生生物評価研究チーム 岩崎 一弘) |
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(3) | 海域保全のための浅海域における物質循環と水質浄化に関する研究 (担当:地域環境研究グループ 海域保全研究チーム 木幡 邦男) |
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(4) | 石炭燃焼に伴う大気汚染による健康影響と疾病予防に関する研究 (石炭燃焼に伴う屋内フッ素汚染による健康影響と予防医学的対応に関する研究) (担当:地域環境研究グループ 健康影響国際共同研究チーム 安藤 満) |
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(5) | 自然利用強化型適正水質改善技術の共同開発に関する研究 (担当:地域環境研究グループ 開発途上国環境改善(水質)研究チーム 稲森 悠平) |
3 | 閲覧・入手についての問い合わせ先 | |
● | 国立環境研究所の刊行物は、以下で閲覧することができます。 | |
・国立環境研究所図書室(複写サービスはありません) ・国立国会図書館 |
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● | 残部があるものは頒布(送料のみ要負担)していますので、下記へお問い合わせ下さい。 | |
連絡先:国立環境研究所環境情報センター 研究情報室普及係 (TEL:0298-50-2343) |
添付資料
- 連絡先
- 環境庁国立環境研究所
主任研究企画官 : 高木 宏明(0298-50-2302)
担 当 課題(1) : 森口 祐一(0298-50-2540)
課題(2) : 岩崎 一弘(0298-50-2407)
課題(3) : 木幡 邦男(0298-50-2438)
課題(4) : 安藤 満 (0298-50-2395)
課題(5) : 稲森 悠平(0298-50-2400)