報道発表資料
環境省と国際連合地域開発センター(UNCRD)は、平成22年3月16日に気候変動緩和・燃料効率・持続可能な都市交通に関する国連フォーラム※1のサイドイベントとして、アジア市長による環境的に持続可能な交通(EST: Environmentally Sustainable Transport)に関する「京都宣言(別添参照)」の署名式を、韓国・ソウルにて開催しました。
環境省は、国際連合地域開発センター(UNCRD)等とともに、アジア各国を対象としてESTの推進を図るため、アジアEST地域フォーラムを設立し※2、取組の一つとして平成19年4月に、「アジアの市長による環境的に持続可能な交通(EST)に関する国際会議」を京都市にて開催しました。同会議では、アジア地域14ヵ国22都市の市長等が参加し、参加都市のESTに関する先進事例の共有化及びアジアの都市交通における政策対話を行い、今後の総合対策の更なる推進に向け、ESTの実現に向けた取組への意思を表した「京都宣言」が採択されました。そして、平成20年11月にタイ・バンコクで12都市が加わり署名式を行うなど、ESTの取組がアジア地域全体に拡大し、浸透しつつあります。
今回は、すでに署名された34都市に加え、新たにアジアの10都市の市長等がこの「京都宣言」に同意され、署名式を執り行いました。
環境省では、こうした成果も踏まえ、関係機関とも連携し、アジア地域の環境的に持続可能な交通(EST)の実現に、引き続き積極的に取り組んでいきます。
1.署名式の概要
- ■日程
- 平成22年3月16日(火)
- ■場所
- 韓国・ソウル
- ■主催
- 日本国環境省、国際連合地域開発センター(UNCRD)
- ■参加者
- 新たに「京都宣言」に署名したアジア地域の都市の市長等
交通と環境分野に関する学識経験者等の専門家等 計 約100名
- ※1
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気候変動緩和・燃料効率・持続可能な都市交通に関する国連フォーラム
(United Nations Forum on Climate Change Mitigation, Fuel Efficiency and Sustainable Urban Transport) - 日程:
- 平成22年3月16日(火)~17日(水)
- 場所:
- 韓国・ソウル
- 主催:
- 国連経済社会局(UNDESA)、韓国エネルギー経済研究院(KEEI)
- ※2
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環境省は、UNCRD(国連地域開発センター)と共に、急速な経済発展を遂げつつあるアジア地域における環境的に持続可能な交通(EST)の実現のため、平成17年にASEAN諸国・日中モンゴル(平成18年に韓国、平成20年に南アジアを加え計22カ国)を構成国として、交通・環境担当の政府ハイレベルによる政策対話会合「アジアEST地域フォーラム」を設立し、国家EST戦略及びアクションプランの策定と実施をはじめとした、アジアの交通と環境に関する問題にかかる進展をフォローしているところである。
平成17年に第1回会合を名古屋市で開催し、アジア地域が目指すべきESTの基本的な考え方や継続的な政策対話の実施をうたった「愛知宣言」を採択。その後も毎年度開催し、各国のESTに関する先進事例の共有化を図り、昨年度の第4回会合では、アジアにおける低炭素社会・グリーン成長へのESTの推進に向けた「ソウル宣言」を採択した。
その他
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- 「京都宣言」については、添付資料を御参照ください。
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- 関連リンク先:
環境的に持続可能な交通(EST)
https://www.env.go.jp/air/traffic_env/index.html
国際連合地域開発センター
http://www.uncrd.or.jp/ja/
添付資料
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- 署名都市リスト
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- 京都宣言(和・英)
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局自動車環境対策課
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8303
課長:内藤 克彦(内6520)
課長補佐:清水 将之(内6526)
担当:石橋 健作(内6526)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成20年11月13日
- アジアの市長による環境的に持続可能な交通に関する「京都宣言」の署名式について(お知らせ)
- 平成19年4月26日
- アジアの市長による環境的に持続可能な交通に関する国際会議の結果について