報道発表資料
環境大臣は、石綿による健康被害の救済に関する法律に基づき、(独)環境再生保全機構からの申出に対する医学的判定を平成22年1月26日に行いました。
判定結果については、今後速やかに(独)環境再生保全機構に通知する予定です。
環境大臣は、石綿による健康被害の救済に関する法律に基づき、(独)環境再生保全機構からの申出に対する医学的判定を平成22年1月26日に行いました。
判定結果については、今後速やかに(独)環境再生保全機構に通知する予定です。
◎医学的判定の結果
医療費等に係る108件※1、特別遺族弔慰金等に係る34件※1について医学的判定を行いました。
結果は以下のとおりです。
これらのうち、石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できなかったものについては、(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料の提出を求め、改めて判定を行うことになります。
- ※1
- うち52件(医療費等:35件、特別遺族弔慰金等:17件)は、これまでに石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できないとされ、(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料を求めていたものについて、改めて判定を行ったものです。
○石綿健康被害救済法に基づく医学的判定の状況
(1)医療費等の申請に係る医学的判定の状況
判定件数 | 今回の判定件数 | (参考)判定件数累計 | |
108件 (中皮腫79件 肺がん29件) |
3,595件※2 (中皮腫2,581件 肺がん 1,014件) |
||
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったと判定されたもの (認定疾病と判定するもの) |
60件 (中皮腫50件 肺がん10件) |
2,641件 (中皮腫2,114件 肺がん 527件) |
|
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではないと判定されたもの※3 (認定疾病でないと判定するもの) |
11件 (中皮腫3件 肺がん8件) |
669件 (中皮腫298件 肺がん371件) |
|
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったかどうか判定できなかったもの (認定疾病かどうか判定できないもの(判定保留)) |
37件 (中皮腫26件 肺がん11件) |
285件(167件)※4 (中皮腫169件(99件) 肺がん116件(68件)) |
- ※2
- これまでに石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できないとされ、資料が提出されたために改めて判定を行った案件は、審議は複数回行ったことになりますが、1件と数えています。
- ※3
- 件数の内訳は、(独)環境再生保全機構からの医学的事項の判定申出がなされた、医療費等の申請に係る疾病名で数えています。
- ※4
- 資料が提出されたために改めて判定を行った結果、「石綿を吸入することにより指定疾病にかかった」又は「石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではない」と判定した案件は、件数累計から除いています。また、括弧内は、判定保留として(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料を求めている間に申請が取り下げられた件数を除いた件数です。
(2)特別遺族弔慰金等の請求に係る医学的判定の状況
判定件数 | 今回の判定件数 | (参考)判定件数累計 | |
10件 (中皮腫1件 肺がん9件) |
461件※5 (中皮腫25件※6 肺がん436件) |
||
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったと判定されたもの (認定疾病と判定するもの) |
0件 (中皮腫0件 肺がん0件) |
134件 (中皮腫5件 肺がん129件) |
|
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではないと判定されたもの※7 (認定疾病でないと判定するもの) |
6件 (中皮腫0件 肺がん6件) |
281件 (中皮腫15件 肺がん266件) |
|
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったかどうか判定できなかったもの (認定疾病かどうか判定できないもの(判定保留)) |
4件 (中皮腫1件 肺がん3件) |
46件(26件)※8 (中皮腫5件(4件) 肺がん41件(22件)) |
- ※5
- これまでに石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できないとされ、資料が提出されたために改めて判定を行った案件は、審議は複数回行ったことになりますが、1件と数えています。
- ※6
- 特別遺族弔慰金等の請求(中皮腫)については、「石綿による健康被害の救済に関する法律の施行(救済給付の支給関係の施行)について(平成20年10月21日 環保企発第081021002号 環境省総合環境政策局環境保健部長通知)」に基づき、死亡診断書等に死亡の原因として「中皮腫」の記載がある場合(「良性中皮腫」など、良性疾患である場合を除く。)には、(独)環境再生保全機構が医学的判定を申し出ることなく認定を行っています。
認定状況については、(独)環境再生保全機構のホームページ(http://www.erca.go.jp)をご覧下さい。
- ※7
- 件数の内訳は、(独)環境再生保全機構からの医学的事項の判定申出がなされた、特別遺族弔慰金等の請求に係る疾病名で数えています。
- ※8
- 資料が提出されたために改めて判定を行った結果、「石綿を吸入することにより指定疾病にかかった」又は「石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではない」と判定した案件は、件数累計から除いています。また、括弧内は、追加で提出された資料により(独)環境再生保全機構が医学的判定を申し出ることなく中皮腫として認定を行った件数及び判定保留として(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料を求めている間に申請が取り下げられた件数を除いた件数です。
判定件数 | 今回の判定件数 | (参考)判定件数累計 | |
24件 (中皮腫15件 肺がん9件) |
219件※9 (中皮腫160件 肺がん59件) |
||
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったと判定されたもの (認定疾病と判定するもの) |
13件 (中皮腫10件 肺がん3件) |
131件 (中皮腫104件 肺がん27件) |
|
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではないと判定されたもの※10 (認定疾病でないと判定するもの) |
5件 (中皮腫3件 肺がん2件) |
46件 (中皮腫24件 肺がん22件) |
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石綿を吸入することにより指定疾病にかかったかどうか判定できなかったもの (認定疾病かどうか判定できないもの(判定保留)) |
6件 (中皮腫2件 肺がん4件) |
42件(42件)※11 (中皮腫32件(32件) 肺がん10件(10件)) |
- ※9
- これまでに石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できないとされ、資料が提出されたために改めて判定を行った案件は、審議は複数回行ったことになりますが、1件と数えています。
- ※10
- 件数の内訳は、(独)環境再生保全機構からの医学的事項の判定申出がなされた、特別遺族弔慰金等の請求に係る疾病名で数えています。
- ※11
- 資料が提出されたために改めて判定を行った結果、「石綿を吸入することにより指定疾病にかかった」又は「石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではない」と判定した案件は、件数累計から除いています。また、括弧内は、判定保留として(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料を求めている間に申請が取り下げられた件数を除いた件数です。
(参考)今回の医学的判定に係る主な審議会の開催状況
- 第102回石綿健康被害判定小委員会審査分科会
- 平成21年12月3日
- 第103回石綿健康被害判定小委員会審査分科会
- 平成21年12月21日
- 第65回石綿健康被害判定小委員会
- 平成22年1月19日
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課石綿健康被害対策室
代表:03-3581-3351
室長:泉 陽子 (内 6381)
室長補佐:佐々木 孝治(内 6388)
室長補佐:福本 怜(内 6386)