報道発表資料

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2009年11月10日
  • 水・土壌

日中水環境国際セミナーの開催結果について

 日中水環境協力の一環として、11月6日(金)に中国北京市内の日中友好環境保全センターにおいて「日中協力汚染物質総量規制及び農村地域等における分散型排水処理の理論と実践国際セミナー」を開催しました。

 昨年5月、日中両国の環境大臣間で、「農村地域等における分散型排水処理モデル事業協力実施に関する覚書」が交わされました。本セミナーは、この覚書に基づき実施している日中水環境協力の一環として開催されました。

日中協力汚染物質総量規制及び農村地域等における分散型排水処理の理論と実践国際セミナー

 11月6日(金)、中国北京市の日中友好環境保全センターにおいて、日中両国から約300名が参加してセミナーを開催しました。
 本セミナーでは次の3つの内容について検討を深めました。

(1)日中汚染物質総量規制の理論と実践
鷺坂長美環境省水・大気環境局長及び趙華林環境保護部汚濁物質排出総量抑制司長による基調講演において日中両国の環境行政の取組について紹介が行われました。
(2)農村地域等における分散型排水処理の技術と実践、汚染物質排出削減の管理
日本における分散型排水処理体系、分散型排水処理モデル事業の概要、中国の農村地域における水環境問題の現状、中国における分散型排水処理の管理と政策体系の研究等の報告が行われました。
(3)日中各地域での実践事例
日本での分散型排水処理の事例として、福島県会津坂下町(竹内町長)、北海道占冠村(観音元村長)の報告、江蘇省、重慶市等の中国での状況報告及び分散型排水処理に関する技術紹介が行われました。

 また、これらの検討・報告を通じ、今後の水環境分野における日中協力の課題及び新たな展開等についても意見交換を行いました。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課
直通番号:03-5521-8312
代表番号:03-3581-3351
課長:森北 佳昭(内線6610)
課長補佐:西 修(内線6618)
係長:金子 隆信(内線6632)

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