カーボン・オフセット認証制度における認証案件とカーボン・オフセットモデル事業キャンペーンについて（お知らせ）

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カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができない温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについてその排出量を見積り、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

認証案件の概要（申請順）

申請者名	案件名	認証区分	案件概要
株式会社文化放送開発センター	文化放送 “高木美保 close to you ”及び STV ラジオ“千ちゃんの幸せラジオドーム”の2 番組におけるカーボン・オフセット普及啓発キャンペーン	I-１（商品・サービス）	本事業は平成21 年度カーボン・オフセットモデル事業として採択されている。事業内容は下記の通り。 ・オフセット啓発コーナーの放送 文化放送において10 月～12 月までに毎週1 回放送される2 時間30 分番組は「高木美保 close to you」 （毎週土曜07：30-10：00）のうち、5 分間をカーボン・オフセット啓発コーナーとし放送する。放送エリアは関東広域圏（1都6 県他）このコーナーにおいて、カーボン・オフセットの事例紹介、普及啓発となるような内容を放送する。 また、同放送を地方ネットワーク局であるSTV ラジオ局の2時間番組「千ちゃんの幸せラジオドーム」（月～金 18:00-20:00）内において、月曜日に5 分間のコーナーを設けて放送する。 ・上記2番組のカーボン・オフセット 文化放送2 時間30分の放送×12 回分＝30時間、及びSTV ラジオ局2時間の放送×全12 回＝24時間の放送にかかる使用機材の消費電力を、オフセット・クレジットJ-VER　1tの無効化によりオフセットする。 本事業では放送に認証ラベルを付与し、番組ホームページ上での広報を行う。
エコツーラボ合同会社	エコバカンス	I-１（商品・サービス）	カーボン・オフセット【エコバカンス】は、以下の全排出量を京都クレジット「ＡＡＵ」の償却によってオフセットするエコツアーです。 　・ボート利用に伴う全排出量（燃料） 　・エコバカンスを提供するためにエコツーラボ合同会社が行う準備作業に伴う全排出量（電力／燃料／水道／廃棄物）　 　・全エコバカンス利用者の航空機利用に伴う排出量 　　＊那覇宮古往復排出量の20％ オフセット量は69ｔを予定している。 【エコバカンス】は、環境貢献型のエコツアーです。「観光客が来れば来るほど美しくなる宮古島を目標」とし、環境と経済の両輪を回す新しい沖縄観光モデルです。また、【エコバカンス】とは、伊良部＆下地島エコバカンス、ビジャス＆青の洞窟エコバカンス、吉野海岸エコバカンス、池間島エコバカンスのことです。
尾崎食品株式会社	「柑橘王国」ブランドのビネガードリンクのカーボン・オフセット（商品名：酢ッキ）	II（自己活動オフセット支援）	「酢ッキ」は、原料を愛媛県産の柑橘類に拘り、容器には国産の間伐材を利用したカートカン容器を採用したカーボンオフセット飲料。商品１本あたり1kgの京都クレジット（CER）を取得・無効化手続を行うことにより、「酢ッキ」を購入した個人・団体等が地球温暖化防止に貢献することができるようにするものである。オフセット量は200ｔを予定している。
カネフク製菓株式会社	「規格外のせんべいを無駄なく利用した「捨てません餅」のカーボン・オフセット	II（自己活動オフセット支援）	「捨てません餅」は、割れ、欠けなど規格外の煎餅も無駄なく利用し、単位生産量を上げることによって単位生産量当たりのエネルギー使用量を削減した環境配慮商品。保存料・合成着色料を一切使用せず、食の安全にもこだわった一品。商品１袋あたり1kgの京都クレジット（CER）を取得・無効化手続を行うことにより、「すてません餅」を購入した個人・団体等が地球温暖化防止に貢献することができるようにするものである。オフセット量は100ｔを予定している。
株式会社大阪前田製菓	北海道産ばれいしょ澱粉100%使用の「大玉ぼーろ」のカーボン・オフセット	II（自己活動オフセット支援）	「大玉ぼーろ」は、原材料の澱粉に北海道産ばれいしょ澱粉を100％使用。香料・保存料・着色料を一切使用していない食の安全にもこだわった一品。商品1袋あたり1kgの京都クレジット(CER)を取得・無効化手続きを行うことにより、「大玉ぼーろ」を購入した個人・団体等が地球温暖化防止に貢献することができるようにするものである。オフセット量は100ｔを予定している。
全日本空輸株式会社	ANAカーボン・オフセット　プログラム事業	I-１（商品・サービス）	本事業は、携帯電話（モバイル）を使ったカーボン・オフセットサービスを提供するもの。顧客が携帯電話の画面上で、移動する空港名を選択し、距離に応じた排出量をANAのカリキュレーターにより算定し、当該排出量を顧客が任意でオフセットする。オフセットにはオフセット・クレジットJ-VERを用い、オフセット量は400tを予定している。

第三者認証機関による認証制度について

信頼性の高いカーボン・オフセットの取組を普及させることを目的として、環境省が策定した認証基準等に則った適切な取組に対して、気候変動対策認証センター（事務局：社団法人海外環境協力センター）が第三者認証を実施するとともに、認証された取組に対するラベリングを実施する制度です。

認証制度に関する関連情報については、以下のホームページに掲載しています。

環境省カーボン・オフセットホームページ

（https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html）

カーボン・オフセットフォーラムのホームページ

　（http://www.j-cof.org/index.html）

気候変動対策認証センターのホームページ

　（http://www.4cj.org/index.html）

カーボン・オフセットモデル事業キャンペーンについて

　今回の認証により、モデル事業８件のうち、４件が認証を受けました。こうした認証案件を中心に、11月からカーボン・オフセットモデル事業の普及啓発キャンペーンを開始いたします。キャンペーン参加事業者は下記のとおりです。

市場流通型オフセット

（１）商品使用・サービス利用オフセット

• 全日本空輸株式会社（認証取得済）
• トッパン・フォームズ株式会社（申請予定）
• インフォコム株式会社　株式会社フジテレビジョン（申請予定）
• 株式会社文化放送開発センター（認証取得済）

（２）自己活動オフセット

• ビリングシステム株式会社　株式会社JTB関東（申請予定）

（３）自己活動オフセット支援

• 郵便事業株式会社（認証取得済）
• エコ食品健究会　部会IV　事務局（株式会社ビジネスブレイン太田昭和）（認証取得済）

特定者間完結型オフセット

• 株式会社沖データ(OKIデータ)　co2balance Group Limited(co2balance)
  株式会社サティスファクトリーインターナショナル(KKSI)

カーボン・オフセットモデル事業に関する関連情報については、以下のホームページに掲載しています。
環境省報道発表（https://www.env.go.jp/press/11563.html）

添付資料

• OECCプレスリリース [PDF 227 KB]