報道発表資料
本日開催いたしました「第1回 生物多様性 日本アワード」の授賞式において、利用フィールド部門優秀賞の「地域企業との協働による谷津田の保全」(実施主体者:NPO法人 アサザ基金、白菊酒造株式会社、株式会社 田中酒造店)が、「第1回 生物多様性 日本アワード グランプリ」を受賞し、小沢環境大臣から表彰されました。
1.受賞者
NPO法人 アサザ基金、白菊酒造株式会社、株式会社 田中酒造店
2.取組概要
取組名「地域企業との協働による谷津田の保全」【1B「利用フィールド」部門】
NPO法人 アサザ基金、白菊酒造株式会社、株式会社 田中酒造店は、耕作放棄された谷津田(やつだ)*を利用して生産された酒米で、日本酒を醸造するというユニークな取組により、谷津田の再生に取り組んでいる。日本酒販売の収益の一部は谷津田の再生のために活用されている。
また、企業とのネットワークの構築にも取り組んでおり、地域の多様な主体の協力も得ながら、企業や社員ボランティアとの協働により、再生された谷津田での環境保全型農業を実践している。
*谷津田:谷津(低地、たに、低湿地のこと)にある湿田
3.受賞理由
グランプリ選定にあたっては、次の点が高く評価された。
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- 地域の酒造会社の日本酒製造技術と、多様な企業の人的、経済的支援を活用し、再生された谷津田で生産された酒米を原料として日本酒を醸造するという独創的なアプローチにより、「持続可能な利用」を具体化したこと。
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- NPO法人 アサザ基金は、このような取組のフレームワークを構築するとともに、様々な関係者の連携をコーディネートしたこと。
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- 酒造会社2社は、この取組を実現する上で不可欠な日本酒の醸造、製品化を行ったこと。
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- 地域への貢献や、市民の共感を得ることにおいて優れていること。
参考資料
- (参考1)
- 「生物多様性日本アワード」について(平成21年6月4日報道発表資料)
- (参考2)
- 「生物多様性 日本アワード」受賞者の決定について(平成21年9月10日報道発表資料)
添付資料
- 参考1「生物多様性日本アワード」について 本文 [PDF 147 KB]
- 参考1「生物多様性日本アワード」について 別紙 [PDF 120 KB]
- 参考1「生物多様性日本アワード」について 別添 [PDF 76 KB]
- 参考1「生物多様性日本アワード」について 参考 [PDF 141 KB]
- 参考2「生物多様性日本アワード」受賞者の決定について 本文 [PDF 170 KB]
- 参考2「生物多様性日本アワード」受賞者の決定について 別添1 [PDF 128 KB]
- 参考2「生物多様性日本アワード」受賞者の決定について 別添2 [PDF 119 KB]
- 参考2「生物多様性日本アワード」受賞者の決定について 別添3 [PDF 76 KB]
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
直通:03-5521-8150
代表:03-3581-3351
室長:鳥居 敏男(内線 6480)
室長補佐:鈴木 渉 (内線 6838)
担当:吉原 純一(内線 6825)