報道発表資料

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2009年10月13日
  • 自然環境

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)ロゴマーク及びスローガンの決定について(お知らせ)

 本日、来年10月に愛知県名古屋市において開催される「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」のロゴマークとスローガンを決定されましたのでお知らせします。  また、生物多様性条約事務局では、来年2010年の「国際生物多様性年」のロゴマークを決定し、公表していますのであわせてお知らせします。

1.COP10のロゴマーク及びスローガンについて

 「生物多様性条約締約国会議」は概ね2年に1回開催されており,来年は愛知県名古屋市で第10回目の会議(COP10)が開催されます。
 この会議の議長国である日本政府には、会議のテーマに沿ったロゴマーク及びスローガンの作成が求められており、平成21年3月の生物多様性条約COP10/MOP5関係省庁連絡会議において、同会議が設定したCOP10の共通テーマ※に基づき本年10月を目途に決定することとしました。
 本日、COP10のロゴマーク及びスローガンが決定されましたので、お知らせします。
 なお、COP10のロゴマークの原案については、COP10の共通テーマに基づき環境省が専門家に依頼して原案を作成、生物多様性条約事務局、関係省庁連絡会議の意見を聞きながら案を作成し、環境大臣が決定しました。

※COP10の共通テーマ
 「生物多様性の損失に係る危機的状況の十分な認識の下、人の活動域も含めた地球全体で自然の豊かさを育み、その恵みを最大化するため、一人一人ができる活動を見出し、直ちに行動に移していく。~人と自然の共生を目指して~」

[COP10ロゴマーク]

 別添資料1 「COP10ロゴマーク及びスローガン」をご参照下さい。

○コンセプト
 このロゴマークでは、日本の折り紙を円形に配置し、中央に人間を配することにより、人類と多様ないきものとの共生を表現しています。また、人間の親子は、豊かな生物多様性を将来に引き継いでいこうという思いを表現しています。折り紙は日本の知恵と文化を象徴するものです。
 COP10では世界から192の国と地域が集まり、2002年の第6回締約国会議で採択された「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」という『2010年目標』の達成状況の評価とその後の目標の設定や、条約戦略計画の改訂など、生物多様性条約に関する今後の方向性を決めることや国際的なルールづくりに関して議論する予定です。多様な折り紙を円形に配することは、国の内外から1万人近くが集まるとされている会議の議長国を務める日本が、それぞれの国々が抱える事情にも配慮して、日本らしい会議の舵取りをしていくことも意味しています。

[COP10スローガン]

 (英 語)Life in harmony,into the future
 (日本語)いのちの共生を、未来へ

○コンセプト
 このスローガンは、COP10ロゴマークに対応するかたちで、未来に向けた人類を含む全てのいきものとの共生を表現しています。
 COP10の共通テーマを踏まえ、地球上の豊かな生物多様性を次の世代に引き継いでいくという決意を表しています。

2.国際生物多様性年ロゴマーク及びスローガンについて

 平成22年(2010年)は国連の定めた国際生物多様性年であり、また、日本で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれる重要な年でもあります。この国際生物多様性年を担当する生物多様性条約事務局は、国際生物多様性年に関するロゴ マークとスローガンを決定し、9月14日に公表しました。
 なお、詳細な使用規定などは今後公表される予定です。

 ○生物多様性条約事務局からの発表
  http://www.cbd.int/doc/press/2009/pr-2009-09-14-iyb-logo-en.pdf

[国際生物多様性年ロゴマーク]

 別添資料2 「国際生物多様性年ロゴマーク及びスローガン」をご参照下さい。

[国際生物多様性年スローガン]

 (英 語)Biodiversity is life. Biodiversity is our life.
 (日本語)生物多様性、それはいのち生物多様性、それは私たちの暮らし

(参考1)国際生物多様性年クロージングイベントについて

 日本は、国際生物多様性年に開催されるCOP10の議長国であることから、国際生物多様性年のクロージングイベント(閉年行事)をわが国で開催し国際年の総括を行うとともに、COP10での成果等を世界にアピールすることを目指し、関係機関とともに検討を行っています。
 なお、国際生物多様性年のキックオフイベントは、2010年1月にCOP9議長国のドイツ(ベルリン)で行われる予定です。

○イベントの日程等(予定)
 日時:12月11日(土)及び12日(日)
 場所:石川県金沢市及び近郊
 主催:環境省、石川県等

(参考2)アフメッド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長の来日について

 アフメッド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長は、10月15日、16日の両日開催予定の神戸生物多様性国際対話や、COP10一年前を記念するイベントに参加するため、下記の日程で来日中です。

○主な日程(環境省関係)
10月9日(金)
来日
10月10日(土)
国際自然保護連合日本委員会主催シンポジウム
(東京都 国連大学ウ・タント国際会議場)
10月11日(日)
生物多様性条約市民ネットワーク主催シンポジウム
(愛知県名古屋市 名古屋国際会議場)
10月12日(月・祝)
COP10支援実行委員会主催生物多様性フォーラム
(愛知県名古屋市 名古屋国際会議場)
10月13日(火)
環境省訪問
10月15日(木)
神戸生物多様性国際対話
  ~16日(金)
(兵庫県神戸市 ホテルオークラ神戸)
10月17日(土)
離日

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8275
室長:鳥居 敏男(6480)
COP10準備室次長:佐藤 邦子(6494)
室長補佐:鈴木 渉 (6476)
担当:吉原 純一(6825)

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