報道発表資料

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1997年11月11日

「地球温暖化のなぞを追え! マンガで見る環境白書[4]」の発行について

平成9年11月11日(火)、平成9年版環境白書をマンガ化した「地球温暖化のなぞを追え!マンガで見る環境白書[4]」(当室監修)が発行される。本書は、平成9年版環境白書(総説)に沿って、地球温暖化のメカニズムや影響、地球温暖化を防止するために我々がすべきこと等について、わかりやすく推理マンガで表現したものである(詳細は本体参照)。
 平成9年版環境白書(総説)は、今日の最大の環境問題の一つである「地球温暖化」に焦点を当てて記述されている。同白書の販売部数(平成9年9月末現在)は、前年同期に比べて15%増となっており、このことからも、国民の地球温暖化問題への関心の高さが伺える。
 こうした状況を踏まえ、次世代を担う子ども達に、地球温暖化問題をより身近に感じてもらい、地球温暖化防止の意識啓発を図るため、本書を作成した。
  1. 内容の要約
     
     ある海辺の街の中学校の推理クラブに一通の手紙が届くところから物語は始まる。
     この手紙は、謎の人物、ミスターXからの挑戦状であった。主人公たちがこの挑戦状のなぞを解くと、次のなぞが届いた。「ほうっておくと君たちの街は水没する。その犯人を見つけだし、やめさせること。」
     彼らは、街を水没させる犯人を目指し、次々とミスターXからのなぞを解いていくことで、地球温暖化のメカニズムや原因、温暖化による大きな影響を知り、とうとう地球を温暖化させている犯人を突き止める。すなわち、その犯人は、エネルギーや資源を無駄にする生活を送っている自分達一人ひとりであり、地球温暖化を防止するためには、今、自分達が取組を始めなければならないことを知る。
     
  2. 対象とする読者層
     
     小学校高学年・中学生から理解できる内容で、幅広い層を対象に作成した。 なお、本年は、全国の小・中学校及びこどもエコクラブ全てに、一部ずつ配付することを予定している。
     
  3. 入手方法等
     
     全国大手書店・政府刊行物センターで市販(一部360円(税別))。
    (編集・発行 大蔵省印刷局)
連絡先
環境庁企画調整局企画調整課調査企画室
室長:柴垣 泰介(6250)
 担当:西村 治彦(6252)
     黒岩 芳宏(6253)