報道発表資料

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2009年07月16日
  • 水・土壌

「平成21年度温泉排水処理技術開発普及等調査」に係る実証試験対象技術の募集について(お知らせ)

  環境省では、温泉排水を対象とした効果的な排水処理手法を確立するため、実用化段階にある新しい排水処理技術の実証試験を実施し、温泉旅館における導入の可能性を検証いたします。
 この度、同実証試験の対象技術として、温泉排水中のほう素又はふっ素を効果的に除去することができる技術を募集します。

1.背景

 ほう素・ふっ素については平成13年に水質汚濁防止法による排水基準が設定されたところですが、旅館業(温泉を利用するものに限る。)(以下、「温泉旅館」)に対しては、期限付きの暫定排水基準が適用されており、排水処理の促進等の対応が求められています。
 温泉旅館より排出される排水(以下、「温泉排水」)には、源泉由来の温泉水が高い割合で含まれている場合が多く、ほう素・ふっ素の他にも多種多様な共存物質が比較的高い濃度で成分として含まれる場合があります。これらの共存物質が排水処理を阻害することにより既存の排水処理技術ではほう素・ふっ素の除去が難しいのが現状です。ほう素・ふっ素の暫定排水基準は3年毎に見直すこととされ、次回の見直し期限が平成22年6月に迫っていることから、温泉排水を対象とした排水処理技術の開発普及等が必要です。

2.調査の概要

 実用化の段階にある新しい排水処理技術について広く公募し、応募のあった技術について厳正な審査を行った後、調査に採択する技術を選定します。採択された技術を用いた詳細な調査計画を策定した後、排水中のほう素・ふっ素濃度が比較的高い温泉旅館において実証試験を実施します。実証試験結果を基に、採択された技術の有効性・経済性等を評価します。

3.対象技術の募集・選定

 公募要領に基づき、対象技術を民間企業等から募集いたします。応募の締め切りは7月31日(金)17:00必着とします。下記応募先まで郵送にて提出して下さい。
 応募された技術については、学識経験者により構成される「温泉排水処理技術開発普及等調査検討会」において厳正な審査を行い、採択する技術を選定します。

4.応募先

〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
環境省水・大気環境局水環境課 時岡
TEL:03-3581-3351(内線6629)
FAX:03-3593-1438

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課
代表電話:03-3581-3351 
直通電話:03-5521-8313
課長:森北 佳昭(内線6610)
補佐:豊住 朝子(内線6615)
担当:時岡 利和(内線6629)

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