報道発表資料
環境庁、山梨県、富士吉田市及び国連アジア太平洋地域経済社会委員会(ESCAP)は、本年7月7日(月)から10日(木)にかけて、山梨県富士吉田市で「第7回地球温暖化アジア太平洋地域セミナー」を開催する。
今回のセミナーでは、アジア太平洋地域諸国の専門行政官等約50名を招き、域内諸国の気候変動枠組条約に基づく「通報(国別報告書)」への取組状況や取組の促進方策等を主要テーマとして情報・意見交換を行う。これらを通じ、地球温暖化対策のためのアジア太平洋地域における協力のあり方についての具体的な提言及び地球温暖化問題への取組状況報告を取りまとめ、本年12月に京都で開かれる地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組条約第3回締約国会議)において先進国、途上国双方の間に建設的な協力関係を作る上で役立てることを目指す。
また、本会議の関連イベントとして、環境庁、山梨県及び富士吉田市の主催により、10日(木)の午後に、途上国での生活環境の悪化など地球温暖化問題と私たちの暮らしとの関係を理解し、地球温暖化防止のために先進国市民が果たすことのできる役割について考える「地球温暖化シンポジウム」を開催する。
今回のセミナーでは、アジア太平洋地域諸国の専門行政官等約50名を招き、域内諸国の気候変動枠組条約に基づく「通報(国別報告書)」への取組状況や取組の促進方策等を主要テーマとして情報・意見交換を行う。これらを通じ、地球温暖化対策のためのアジア太平洋地域における協力のあり方についての具体的な提言及び地球温暖化問題への取組状況報告を取りまとめ、本年12月に京都で開かれる地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組条約第3回締約国会議)において先進国、途上国双方の間に建設的な協力関係を作る上で役立てることを目指す。
また、本会議の関連イベントとして、環境庁、山梨県及び富士吉田市の主催により、10日(木)の午後に、途上国での生活環境の悪化など地球温暖化問題と私たちの暮らしとの関係を理解し、地球温暖化防止のために先進国市民が果たすことのできる役割について考える「地球温暖化シンポジウム」を開催する。
- 開催趣旨
アジア太平洋地域では、気候変動問題に対処するために、これまでに多大の努力がなされてきた。環境庁でも、これまでに本セミナーを6回開催し、アジア太平洋地域における気候変動問題への認識の向上、経験の交流及び取組の強化を支援してきた。
今回のセミナーは、本年12月に京都で開かれる地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組条約第3回締約国会議)へのインプットとなるよう、アジア太平洋地域における地球温暖化対策に係る地域協力のあり方について具体的な提言をまとめるとともに、同地域における地球温暖化問題への取組状況報告を取りまとめるために、・ 非附属書[1]締約国の通報への取組状況及びその促進方策について意見交換をすることにより、域内諸国の通報の作成プロセスを促進する、 ・ 共同実施活動の進展のようなアジア太平洋地域のその他の関心事について意見交換を行う、 ・ 最新の科学、技術、研究、行政、制度に関する情報へのアクセスを促進するための情報ネットワークを含め、気候変動に関するアジア太平洋諸国間の情報、意見交換を促進するための地域協力のメカニズムについて討議する、
- 日時・場所
平成9年7月7日(月)~10日(木)
山梨県富士吉田市 ホテルハイランドリゾート
- 実施主体
主催: 環境庁、山梨県、富士吉田市、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP) 後援/協力: 外務省、通商産業省、気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)、国連大学 - 参加者 アジア太平洋地域諸国の専門家及び国際機関等の関係者約50名
参加国(予定): オーストラリア、バングラデシュ、中国、フィジー、インド、インドネシア、日本、キリバス、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ネパール、ニュージーランド、パプア・ニューギニア、パキスタン、フィリピン、韓国、スリランカ、タイ、ツバル、米国、ウズベキスタン、ベトナム
国際機関等(予定): アジア開発銀行(ADB)、
国連アジア太平洋地域経済社会委員会(ESCAP)、
地球環境ファシリティ(GEF)、
南太平洋地域環境計画(SPREP)、
経済協力開発機構(OECD)、
経済協力開発機構(OECD)、
国連開発計画(UNDP)、
国連環境計画(UNEP:ROAP及びIETC)、
国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)、
国連大学(UNU) - その他 傍聴は可。
(参考)過去の地球温暖化アジア太平洋地域セミナーの開催状況
第1回 名古屋市 | 1991年 1月 |
第2回 バンコク | 1993年 3月 |
第3回 大阪市 | 1994年 3月 |
第4回 バンコク | 1995年 3月 |
第5回 仙台市 | 1996年 1月 |
第6回 スバ(フィジー) | 1996年11月 |
(関連イベント)
地球温暖化シンポジウム -地球温暖化と私たちの暮らし-
(1) | 目 的 |
私たち一人ひとりが毎日の暮らしの中で地球温暖化問題とどのように関わり合っているのかを見つめ直し、地球温暖化を防ぐために果たすことができる役割について考える。 |
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(2) | 日時・場所 |
7月10日(木) 午後1時30分~4時30分頃 ホテルハイランドリゾート |
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(3) | 実施主体 |
主催:環境庁、山梨県、富士吉田市 |
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(4) | プログラム(案) |
13:30~13:40 開会 13:40~14:20 基調講演 テーマ「地球温暖化と私たちに暮らし」 講師/幸田 シャーミン(ジャーナリスト) 14:20~15:50 パネルディスカッション テーマ「地球温暖化への市民の挑戦」 コーディネーター/鈴木 嘉彦(山梨大学工学部教授) パネリスト/宮川 睦武(山梨県トラック協会会長) 飯窪 さかえ(山梨県女性団体協議会会長) リザウル・カリム(ESCAP環境資源管理部環境課長) 小林 光(環境庁地球環境部環境保全対策課長) 15:50~16:30 フロアー討議 16:30 閉会 問い合わせ先:山梨県環境局環境総務課 TEL:(0552)23-1502 FAX:(0552)23-1504 富士吉田市社会部環境保全課 TEL:(0555)22-1111(内線)156
別紙
プログラム(案)
初 日(7日) 開 会 9:00~ 9:30 開会挨拶 環境庁 山梨県 富士吉田市 ESCAP 議長、副議長選出 9:30~10:00 キーノート・スピーチ 「通報作成等インドネシアにおける条約の実施状況」 アチャ・スガンディ・インドネシア環境省副大臣 10:00~10:15 コーヒー・ブレイク セッション1 通報の作成等の促進 10:15~11:15 通報作成等に対する各種の支援 候変動枠組条約事務局 OECD ESCSP 日本 11:15~12:15 GEFによる通報作成等に対する支援 12:15~12:30 質疑 12:30~14:00 昼食 14:00~15:30 通報作成の促進に必要な措置に関する討議 15:30~16:00 コーヒー・ブレイク 16:00~17:30 通報以外の措置の実施促進に関する討議 18:00~ 環境庁・山梨県・富士吉田市主催レセプション 第2日目(8日) セッション2 共同実施活動の促進 9:00~10:00 共同実施活動の推進状況 オーバービュー(FCCC事務局) ホスト国の対応(タイ、インド等) 先進国の対応(米国、日本等) 10:00~10:30 質疑 10:30~10:45 コーヒー・ブレイク 10:45~12:30 共同実施活動の推進方策に関する討議等 12:30~14:00 昼食 セッション3 気候変動対策に関する地域協力 14:00~15:00 アジア太平洋地域の機関等による地域協力 オーバービュー ESCAP ADB SPREP 15:00~15:30 質疑 15:30~16:00 コーヒー・ブレイク 16:00~17:30 今後の地球温暖化対策に係る地域協力のあり方に関する討議 気候変動に関連する情報ネットワークの整備 アジア太平洋セミナーの今後の運営方針 その他 第3日目(9日) 9:00~10:15 今後の地球温暖化対策に係る地域協力に関する提言案の討議 10:15~10:30 コーヒー・ブレイク 10:30~12:30 今後の地球温暖化対策に係る地域協力に関する提言案の討議 (継続) 12:30~14:00 昼食 午 後 現地視察 第4日目(10日) 9:30~10:30 議長サマリー案の発表及び討議 10:30~11:00 議長サマリーの採択 閉 会 環境庁挨拶 12:00~13:00 昼食 13:30~16:30 地球温暖化シンポジウム 17:00~ プレス発表
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課長:小林 光 (内線6740)
温暖化国際対策推進室
室長:鈴木 克徳(内線6741)
補佐:米谷 仁 (内線6758)
係長:中尾 豊 (内線6738)
担当:岩佐 健史 (内線6763)