報道発表資料
2022年05月26日
- 総合政策
(仮称)動鳴山風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)動鳴山風力発電事業環境影響評価準備書」(自然電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)土工量が大きく、大規模な土地の改変を伴う計画となっていることから、土工量及び土地の改変を最小限に抑えたものとなるよう、工事計画の見直しを行うこと、
(2)バードストライクの有無等に係る事後調査を適切に実施するとともに、重要な鳥類や渡り鳥に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、鳥類からの視認性を高める措置や稼働調整等の追加的な環境保全措置を講ずること、
等を求めている。
環境大臣意見では、
(1)土工量が大きく、大規模な土地の改変を伴う計画となっていることから、土工量及び土地の改変を最小限に抑えたものとなるよう、工事計画の見直しを行うこと、
(2)バードストライクの有無等に係る事後調査を適切に実施するとともに、重要な鳥類や渡り鳥に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、鳥類からの視認性を高める措置や稼働調整等の追加的な環境保全措置を講ずること、
等を求めている。
背景
環境影響評価法及び電気事業法は、令和3年10月31日から施行された環境影響評価法施行令の一部を改正する政令の経過措置(附則第2条)に基づき、施行日前に環境影響評価法第3条の4第1項の規定による公表が行われた出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。
本件は、「(仮称)動鳴山風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備
として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する
事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
事業の概要
熊本県天草市において、最大で出力25,200kWの風力発電所を設置する事業。
・事業者 自然電力株式会社
・事業位置 熊本県天草市(対象事業実施区域面積 約151.2ha)
・出力 最大25,200kW(単機出力4,200kW級×6基)
環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・公表 平成30年9月 14日~平成30年10月15日(住民意見19件※2)
・熊本県知事意見提出 平成30年11月27日
・環境大臣意見提出 平成30年11月26日
・経済産業大臣意見提出 平成30年11月28日
【方法書の手続】
・縦覧 平成31年1月11日~平成31年2月12日(住民意見26件※2)
・熊本県知事意見提出 令和元年6月14日
・経済産業大臣勧告 令和元年7月 4日
【準備書の手続】
・縦覧 令和3年11月25日~令和3年12月27日(住民意見11件※2)
・熊本県知事意見提出 令和4年 5月 2日
・環境大臣意見提出 令和4年 5月26日
※2 環境の保全の見地からの意見の件数
以 上
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・公表 平成30年9月 14日~平成30年10月15日(住民意見19件※2)
・熊本県知事意見提出 平成30年11月27日
・環境大臣意見提出 平成30年11月26日
・経済産業大臣意見提出 平成30年11月28日
【方法書の手続】
・縦覧 平成31年1月11日~平成31年2月12日(住民意見26件※2)
・熊本県知事意見提出 令和元年6月14日
・経済産業大臣勧告 令和元年7月 4日
【準備書の手続】
・縦覧 令和3年11月25日~令和3年12月27日(住民意見11件※2)
・熊本県知事意見提出 令和4年 5月 2日
・環境大臣意見提出 令和4年 5月26日
※2 環境の保全の見地からの意見の件数
以 上
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室 長
- 木野 修宏 (内線 5679)
- 室長補佐
- 豊村紳一郎 (内線 5680)
- 審 査 官
- 新田 一仁 (内線 5683)