報道発表資料
環境庁においては、ダイオキシン対策推進のため、関係省庁と連携して、学識者からなる総合的な検討会を厚生省と共同して設置し、ダイオキシン類による大気、土壌等の環境や人の汚染状況、ダイオキシン類の環境中挙動等についての調査検討を進めることとした。
また、都道府県・政令市の環境部局との連携を強化するため、担当者の連絡会議を開催することとした。
(各々の第1回会合を、7月を目途に開催予定。)
また、都道府県・政令市の環境部局との連携を強化するため、担当者の連絡会議を開催することとした。
(各々の第1回会合を、7月を目途に開催予定。)
- 背景
ダイオキシン対策の一層の推進を図るため、ダイオキシン類による大気、水、土壌等の環境及び人の汚染状況、ダイオキシン類の環境中の挙動等についての総合的な調査検討を進めることが必要となっている。このため、関係省庁と連携しつつ、今般、学識者からなる総合的な検討会を設置することとした。さらに、ごみ焼却施設の周辺などにおけるダイオキシン類の問題に対する地方自治体の対応も急務となっていることから、自治体との連携も強化しつつ、検討を進めていく。
- ダイオキシン類総合調査検討会の設置
厚生省と共同で、学識者から構成される「ダイオキシン類総合調査検討会」を、労働省、農林水産省の協力も得つつ設置する。
同検討会においては、{1}環境モニタリング、{2}環境中挙動の検討、{3}暴露調査、{4}人の汚染状況調査、{5}疫学的健康調査、{6}食物中ダイオキシン類調査に関する検討を行う。
- 全国ダイオキシン類調査連絡会議の開催
都道府県、政令市の環境部局の担当者連絡会議を開催し、ダイオキシン類の問題について連絡、情報交換を行うとともに、一定の調査方法による地方自治体の環境調査等の結果を収集整理し、ダイオキシン類総合調査検討会において評価を行う。
- スケジュール、結果の公表
・ 第1回のダイオキシン類総合調査検討会、全国ダイオキシン類調査連絡会議は、7月を目途に開催の予定である。 ・ ダイオキシン類総合調査検討会における毎年度の検討結果については、とりまとまり次第、公表する。
(参考)環境庁内の検討体制
┌―――――――――┐
| ダイオキシン対策 |
┌―――| 庁内連絡調整会議 |――――――┐
┌――――――┐| └―――――――――┘ | ┌――――――┐
|ダイオキシン||┌――――――┐ ┌―――――――――┐| |ダイオキシン|
|リスク評価 |||事務局:環境| |事務局:大気規制課|| |排出抑制対策|
|検討会 |||リスク評価室| | 水質規制課 || |検討会 |
└――――――┘|└――――――┘ └―――――――――┘| └――――――┘
| 環境保健部環境安全課 企画調整局環境 |
| 研究技術課 |
| 環境リスク評価室 水質保全局企画課|
| 大気保全局企画課 海洋環境・ |
| 廃棄物対策室 |
| 大気規制課 水質規制課 |
| 国立環境研究所 土壌農薬課 |
| 水質管理課 |
└――――――――――――――――――――┘
|
| ┌――――――――――┐
| |暴露調査 |
(注) | |人の汚染状況調査 |
┌―――┐ | |疫学的健康調査 |
| | は、ダイオキシン類 └――|環境モニタリング |
└―――┘ 総合調査検討会での |環境中挙動の検討 |
検討事項 └――――――――――┘
発生源インベントリー整備
対策手法の検討
┌――――――――――――┬―――――――――――――――――――┬――――┐
| 調査項目 | 概 要 |担当省庁|
├――――――――――――┼―――――――――――――――――――┼――――┤
|環境モニタリング |・全国をブロック分けして、大気、土壌、|環境庁 |
| | 底質等のダイオキシン濃度を測定。 | |
|環境中挙動の検討 |・大気、水、土壌、生物等環境中における|環境庁 |
| | ダイオキシンの挙動を検討する。 | |
|暴露調査 |・ |環境庁、|
| | |労働省 |
| | | |
|人の汚染状況調査 | |環境庁、|
|(母乳、血液、毛髪等) | |厚生省、|
| | |労働省 |
| | | |
|疫学的健康調査 | |環境庁 |
| | |厚生省 |
| | | |
|食物中ダイオキシン類調査| |厚生省 |
| | |農水省 |
└――――――――――――┴―――――――――――――――――――┴――――┘
(参考)
各調査についての関係省庁の分担は次のとおりである。
調査内容 担当省庁
{1}環境モニタリング 環境庁
{2}環境中挙動の検討 環境庁(保健部、大気局、水局)
{3}暴露調査 環境庁(保健部)、労働省
{4}人の汚染状況調査(母乳、血液等) 環境庁(保健部)、厚生省、労働省
{5}疫学的健康調査 環境庁(大気局)、厚生省
{6}食物中ダイオキシン類調査 厚生省、農水省
┌――――――――┐
| ダイオキシン類 |
| 総合調査検討会 |
└――――――――┘
┌――――――┬――――――┬―――――┐
┌―┴―┐ ┌―┴―┐ ┌―┴―┐ ┌―┴―┐
|環境庁| |厚生省| |労働省| |農水省|
└―┬―┘ └―┬―┘ └―――┘ └―――┘
└――――――┘
┌――――――――――――┐
|全国ダイオキシン類 |
|調査連絡会議 |
|(都道府県、政令指定都市)|
└――――――――――――┘
(参考1)
各調査についての関係省庁の分担は次のとおりである。
調査内容 担当省庁
{1}環境モニタリング 環境庁
{2}環境中挙動の検討 環境庁
{3}暴露調査 環境庁、労働省
{4}人の汚染状況調査(母乳、血液等) 環境庁、厚生省、労働省
{5}疫学的健康調査 環境庁、厚生省
{6}食物中ダイオキシン類調査 厚生省、農水省
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境保健部環境安全課
課 長 中島 正治(6350)
専門官 椎葉 茂樹(6352)
環境リスク評価室
室 長 鈴木 英明(6340)
補 佐 牧谷 邦昭(6341)
環境庁大気保全局大気規制課
課 長 飯島 孝 (6530)
補 佐 宮崎 正信(6537)
環境庁水質保全局水質規制課
課 長 畑野 浩 (6640)
補 佐 牛谷 勝則(6643)