報道発表資料
- 水・土壌
「令和4年度アジア水環境改善モデル事業」に係る実現可能性調査(FS)実施機関の募集について
2.今回、令和4年度に本モデル事業の実施主体として、アジア・大洋州地域で水環境改善ビジネスを展開するための実現可能性調査(FS)を実施する事業者を令和4年5月9日(月)から同年6月10日(金)までの間募集します。
■ 目的
急激な成長を続けるアジア・大洋州地域では、都市化や工業化等に伴う環境問題への対策が課題となっています。これまでもODA関連事業を中心に様々な形でこうした課題に対する支援は行われていますが、これらの支援に加え、かつての激甚な水質汚濁問題を克服する過程で培われた我が国民間企業等が有する技術やノウハウを活用していくことが重要です。
環境省では、アジア水環境改善モデル事業の実施を通じ、水質汚濁が深刻化しているアジア・大洋州地域における水ビジネス市場への我が国民間企業等の進出を促進し、進出企業等の技術力を活用して水環境が改善されることを目指しています。
■ モデル事業の概要
アジア・大洋州地域の水環境を改善する事業計画を広く公募し、応募のあった事業計画について、有識者により構成される検討会にて厳正な審査を行った後、モデル事業を実施する事業者を選定します。
選定された事業者は、提案した地域において、実現可能性調査(FS)を通じた事業計画書の作成、事業計画に基づく実証試験、事業効果やビジネスモデルとしての適用性の検証等を行います。
環境省としては、モデル事業の実施を通じ、ビジネス化に向けた課題抽出、実現可能性を向上させるための現地の行政施策の検討、実証調査を通じた現地関係機関に対する事業実績の構築及びこれら一連の経験を通じたノウハウ等の国内への還元等を行うことにより、アジア・大洋州地域における効果的な水環境改善ビジネスモデルの確立と普及を目指します。
■ 対象事業
対象とする事業は、次の(1)及び(2)のいずれにも合致する具体的な海外展開計画のある事業とします。
(1)海外展開事業の内容
モデル事業の実施を通じて、事業者が有する水環境改善技術の活用により対象地域の水環境改善への貢献が見込まれること。
(参考)現在想定している事業事例は、
① 中小規模生活排水処理事業、
② 産業排水処理事業(畜産業、農業、工業等)、
③ 水域の直接浄化事業、
④ 水質等モニタリング事業、
⑤ 水処理過程で発生した汚泥等の資源化技術であるが、対象水域において水質改善効果が期待でき、かつ効果の検証が可能であれば、前述の①~⑤以外の手法も対象とする。
(2)海外展開事業の実施国:アジア又は大洋州
■ 応募について
公募要領(別添)に基づき、モデル事業実施機関を民間企業等から募集いたします。応募の締め切りは令和4年6月10日(金)12:00(必着)とします。下記提出先まで電子メールにて提出してください。
【提出先】
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
環境省水・大気環境局水環境課 国際担当
E-mail:Water-Cycle@env.go.jp
TEL:03-5521-8312
■ 公募のスケジュール
令和4年 5月 9日(月) 公募開始
6月10日(金) 申請書類締め切り
※ 書類審査によりヒアリング審査の対象となった応募者の代表者には、ヒアリング実施時刻を別途通知します。
6月24日(金) ヒアリング審査・支援案件の選定
7月 (予定) 請負契約締結
連絡先
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8312
- 課長
- 川又 孝太郎 (内線 5496)
- 課長補佐
- 川島 弘靖 (内線 5499)
- 係長
- 平田 真也 (内線 5508)