報道発表資料
環境省では、令和3年度「ポートフォリオ・カーボン分析パイロットプログラム支援事業」において3つの金融機関とともに、ポートフォリオ・カーボン(金融機関・投資家の投融資先の企業からの温室効果ガス排出)の算定、把握及び分析を行いました。
その結果を踏まえ、「ポートフォリオ・カーボン分析の活用と高度化に向けた検討報告書」を取りまとめましたのでお知らせいたします。
その結果を踏まえ、「ポートフォリオ・カーボン分析の活用と高度化に向けた検討報告書」を取りまとめましたのでお知らせいたします。
■ 背景
2021年11月、温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロを目指す金融機関の連合であるGFANZ(Glasgow Financial Alliance for Net Zero)が発足し、世界の脱炭素化に向けた流れを金融が主導する急激な動きが進んでいる。金融機関がネットゼロを達成するに当たっては、ファイナンスドエミッション(投融資先企業の温室効果ガス排出量)の把握が必要であり、ファイナンスドエミッションはTCFDの推奨開示項目にもなっている。
また、金融機関自身がネットゼロを目指すためには、投融資先企業との対話を通じて脱炭素化を支援することが不可欠であり、ファイナンスドエミッションの算定、把握及び分析はその大前提となる。
■ 目的
本報告書では、国際的な知見や、3つの金融機関との算定、把握及び分析を通して得られた、ポートフォリオ・カーボン分析(投融資先企業の温室効果ガス排出量の算定に基づくカーボンの観点からの金融機関のポートフォリオの分析)の各ステップにおける論点を整理した。金融機関として、ポートフォリオ・カーボン分析を推進するに当たっての課題を明確化するとともに、ファイナンスドエミッションの算定を通じた金融機関と投融資先企業の脱炭素化に向けた取組を促進することを目的としている。
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境経済課
代 表:03-3581-3351
直 通:03-5521-8240
課 長:波戸本 尚 (内線6260)
室 長:近藤 崇史 (内線5643)
課長補佐:今井 亮介 (内線5644)
課長補佐:纐纈 智宏 (内線5646)
担 当:北川 裕士 (内線5651)
担 当:小林 加奈 (内線5668)