報道発表資料

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2022年04月04日
  • 総合政策

(仮称)佐賀県唐津市沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 令和4年4月4日(月)、環境省は、「(仮称)佐賀県唐津市沖洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」(株式会社レノバ)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、佐賀県唐津市の沖合において、最大で出力400,000kW程度の風力発電所を設置するものである。
 

 環境大臣意見では、

  1. 住居等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備を住居等から離隔を取ること等により、風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、

  2. 専門家等からの助言を踏まえた鳥類に対する適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、

  3. 現地調査により眺望の特性、利用状況等を把握した上で、フォトモンタージュ等を作成して客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、主要な眺望点から最大限離隔距離を取る等の措置を講ずること。また、重要な眺望景観について、当該自然公園の管理者、地方公共団体その他の関係機関、地域住民等の意見を踏まえること等を求めている。

背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である株式会社レノバに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

 ※ 計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回
   避・低減についての評価を記載した文書。

事業の概要

・ 事業者   株式会社レノバ
・ 事業位置  佐賀県唐津市の沖合(事業実施想定区域面積 約14,280ha)
・ 出力    最大400,000kW程度(単機出力9,500kW~15,000kW級×最大42基、最小27基)

環境大臣意見

 別紙のとおり。

・ 令和4年2月 18日  経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和4年4月 4日  環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長木野 修宏(内線 6231)
  • 室長補佐豊村紳一郎(内線 6233)
  • 審査官浮田  昂(内線 7246)
  • 担当大野 貴子(内線 6209)

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