報道発表資料

この記事を印刷
1997年10月24日

地球温暖化防止京都会議記念郵便切手の発行について

郵政省は、12月1日に、地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組条約第3回締約国会議)の開催を記念し、環境の恵みをおおらかに訴えた切手3,000万枚(2種連刷)を発行することとし、本日、発表した。

1.趣旨
 この切手の原画は、沖縄の版画家 名嘉睦稔氏の作品、「咲笛(さくぶえ)」「望湧(のぞみわき)」であり、陸の恵み(花)、海の恵み(サンゴ)を謳ったものである。
 暖かい沖縄でも、仮に温暖化が進んだ場合、海の熱帯林とも呼ばれ、様々な海の生き物の重要な生育・生息場所になっているサンゴ礁が影響を受けたり、海面上昇により、白砂の砂浜が失われ、小さな島の地下水源がなくなってしまうことなどが懸念されている。
 今回の切手は、自然と人間との共生の大切さを訴えるとともに、このような事情にある沖縄からの発信として、全国民の注意を喚起するものと見込まれる。
 なお、名嘉氏は、環境庁が提唱し、エコビジネスを行っている企業等が進めているレスCO2運動のためにもデザインを提供している(10月17日発表済み)。二酸化炭素の排出削減が、官民の連携で広く訴えられることを期待している。
  
2.切手のデザイン、記念スタンプ等
    別添の郵政省発表資料のとおり。

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課   長   小林  光(6740)
 課長補佐   大庭 一夫(6757)

地球温暖化対策推進本部事務局
 上席事務局員 森  秀行(6146)