報道発表資料

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2022年02月01日
  • 再生循環

令和3年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業の公募採択事業について

 プラスチックの資源循環の推進するため、化石由来プラスチックから再生可能資源への素材代替やリサイクルが困難な複合プラスチック等のリサイクルについて、技術的課題を解消するとともに、エネルギー起源CO2の削減を図るために、「令和3年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」(補助事業)において、当該技術・プロセスの実証事業の四次公募を令和3年9月6日(月)~同年10月4日(月)の期間で、五次公募を令和3年10月11日(月)~同年11月8日(月)の期間で、六次公募を令和3年11月15日(月)~同年12月13日(月)の期間で実施しました。
 この度、同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査及び採択をしましたのでお知らせします。

1.「令和3年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要

 環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとし、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等への転換を推進しています。

 また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を目的とした以下の事業を行います。

①化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)

 への転換及び社会実装化実証事業

② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業

2.選定結果

 本事業(補助事業)の四次公募に対し2件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下1件(代替事業1件)の事業について選定しました。

 五次公募に対しては3件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下1件(リサイクル事業1件)の事業について選定しました。

 また、六次公募に対し1件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下1件(リサイクル事業1件)の事業について選定しました。

 四次公募採択案件

事業者名事業名事業の概要

①化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)

 への転換及び社会実装化実証事業

株式会社丸萬

バイオマス資源を

用いる脱プラスチ

ック包材開発実証

事業

 PSPETをベースとするプラスチック包材を代替するために、

バイオマス由来である疎水性熱可塑デンプン単一素材での代替

品の大量製造技術とプラスチック成形技術の適応化実証を行う。


 五次公募採択案件

事業者名事業名事業の概要
②プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業

株式会社

ジーエムエス

使用済み廃カーペ

ットタイルリサイ

クルによる養生シ

ート開発及びその

リユースプロセス

構築によるCO2

減実証事業

使用済みカーペットタイル(原料PVC)をマテリアルリサイクル

してリユース可能な養生シートを実用化レベル(厚み、耐久性、

敷設性、運搬性等)で開発し、かつ、そのリサイクル養生シート

を現場で繰り返し利用するためのシステム構築の実証を行う。


 六次公募採択案件

事業者名事業名事業の概要
②プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業

栗田工業   

株式会社  

使用済紙おむつ由

来プラスチックの

リサイクルプロセ

ス実証事業

 紙おむつに含まれるプラスチック類について再生利用

の取組が限られる現状に対し、比較的排出量の少ない自

治体においても再生利用の取組が促進されるよう、シン

プルな機構によりプラスチック類を効率良く分別・回収

し、マテリアルリサイクルと二酸化炭素排出量削減を可

能にするスキームの実証を行う。

連絡先

環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5501-3153
  • 室長平尾 禎秀(内線 6831)
  • 室長補佐村井 辰太朗(内線 7889)
  • 室長補佐畠中 太陽(内線 6822)
  • 担当倉石 真純(内線 7893)
  • 担当土金 直樹(内線 6805)