報道発表資料

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2022年02月03日
  • 自然環境

多機関連携による多頭飼育問題対策推進シンポジウムの開催について

令和3年3月に環境省が策定した「人、動物、地域に向き合う多頭飼育対策ガイドライン」を活用し、地方自治体の動物愛護管理部局と社会福祉部局等の多機関が連携して多頭飼育問題対策を推進するため、シンポジウムをオンライン会議方式にて開催します。

1.開催趣旨

 多数の動物を飼育している中で、適切な飼育管理ができないことにより、3つの影響(①飼養者の生活状況の悪化、②動物の状態の悪化、③周辺の生活環境の悪化)が生じている状況を多頭飼育問題といい、近年、数百頭規模のいわゆる多頭飼育崩壊が生じるなど、大きな社会問題となっています。

 多頭飼育問題の背景には、飼い主の経済的困窮や社会的孤立による生活困窮等の問題があり、社会福祉的な支援を必要とする飼い主が多いこと、再発のリスクが高いこと等から、「人の問題」と「動物の問題」として別々にとらえるのではなく、関係者が連携して対応することが重要です。

 昨年度、環境省では、多頭飼育問題対策の推進に向けた第一歩として、社会福祉部局、動物愛護管理部局を始めとする多機関が連携・協働し、多頭飼育問題の予防と解決に向けた取組を進めるための考え方、対策等を整理し、「人、動物、地域に向き合う多頭飼育対策ガイドライン~社会福祉と動物愛護管理の多機関連携に向けて~」を策定しました。

 今回のシンポジウムでは、多機関連携による多頭飼育問題対策のより一層の推進に向け、ガイドライン策定までの経緯や、実際に地域で取り組んでいる例について紹介します。多くの関係者に視聴いただき、多頭飼育問題対策の参考にしていただきたいと考えております。

2.開催概要

(1)名称    多機関連携による多頭飼育問題対策推進シンポジウム

(2)日時    令和4年3月3日(木)14:30 ~ 17:00

(3)開催方法  オンライン会議方式にて開催します。

         視聴方法、資料等の詳細は後日、事前登録いただいた方に個別に御案内いたします。

(4)主催    環境省

(5)参加費   無料  

 

3.プログラム(予定)

(1)開会挨拶 

野村 環(環境省自然環境局総務課動物愛護管理室)

(2)講  演

 ①『ガイドライン策定後の評価に向き合う(ガイドラインは策定されたけれども...)』

打越(うちこし) 綾子(あやこ) 氏  成城大学法学部 教授

 ②『長野県社協の投げ出さない相談支援体制 ~満足できる支援なんてひとつもないんです~』

佐藤(さとう) (なお)(はる) 氏  社会福祉法人長野県社会福祉協議会 主任

(3)多頭飼育対策推進モデル事業自治体の取組み紹介

 ①『多機関連携を軸とした多頭飼育対策事業 ~取り組むことで見えてきた難しさ~』

松本(まつもと) 浩樹(ひろき) 氏 滋賀県動物保護管理センター 副主幹  

 ②『東京都台東区における多職種連携に向けた取組 ~命のバトンプロジェクトから見えてきたもの~』

高松(たかまつ) 純子(じゅんこ) 氏 台東区台東保健所 愛護動物管理 係長 

(4)パネルディスカッション

『多機関連携による多頭飼育問題対策の推進を目指して』

ファシリテーター:佐伯(さえき) (じゅん) 氏  帝京科学大学生命環境学部准教授

パネリスト:打越 綾子 氏

      佐藤 尚治 氏

      松本 浩樹 氏

      高松 純子 氏

      野村 環 室長

2.参加申込方法

本シンポジウムは、新型コロナウイルス感染症対策として、オンライン会議方式にて開催いたします。参加を希望される方は、以下の申込みフォームからお申し込みください。

事前登録された方に、視聴方法と資料参考URLをお送りします。

【申込みフォーム】https://www.hip-ltd.co.jp/tatousymposium/

【申込締切】令和4年2月24日(木)17:00

連絡先

環境省自然環境局総務課動物愛護管理室

  • 代表03-3581-3351
  • 室長野村 環(内線 6651)
  • 専門官坂本 万純(内線 7411)
  • 担当吉川 愛莉(内線 7413)