報道発表資料
環境省と農林水産省は、農作物や生態系等に深刻な被害を及ぼすニホンジカ・イノシシの捕獲を強化するため、「鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーン」を全国的に実施し、被害の低減を目指します。
1.概要
近年、ニホンジカ・イノシシについては、生息数の増加や生息域の拡大により、生態系、農林水産業及び生活環境に深刻な被害を及ぼしています。
このため、平成25年に環境省と農林水産省が共同で取りまとめた「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」において、ニホンジカ・イノシシの生息頭数を令和5年度までに半減させる目標(以下「半減目標」という。)を策定しました。
半減目標の確実な達成を図るため、昨年度、狩猟期(主に11月~翌3月)を中心に全国的にニホンジカ・イノシシの捕獲強化を行う「鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーン(以下「集中捕獲キャンペーン」という。)」を実施しました。その結果、捕獲頭数は全国で約135万頭(速報値)と過去最高を記録しました。この成果を受け、本年度、2回目の「集中捕獲キャンペーン」を実施し、全国的な捕獲の強化を図ります。
2.令和3年度の「集中捕獲キャンペーン」の概要
「集中捕獲キャンペーン」の概要としては、半減目標の達成に向け、令和3年度においては、令和2年度に農作物等への被害が減少しなかった地域を中心に、各都道府県の捕獲目標頭数の見直しを行い、令和2年度の捕獲実績と比較して、各都道府県の合計の捕獲目標頭数は、約9万頭増の144万頭となりました。
また、令和3年度の「集中捕獲キャンペーン」においても、環境省と農林水産省が連携し、地方公共団体等への各種支援を行うとともに、鳥獣被害の防止に向けた普及啓発等にも取り組みます。
<添付資料>
令和3年度「鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーン」ポスター
添付資料
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8285
- 室長東岡 礼治(内線 6470)
- 補佐村上 靖典(内線 6675)
- 担当安藤 滉一(内線 6478)