報道発表資料

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1999年09月02日

第11回「星空の街・あおぞらの街」全国大会の開催について

大気環境保全意識の高揚を図るとともに、郷土の環境を活かした地域おこしの推進に資することを目的として「「星空の街・あおぞらの街」全国協議会」が中心となり、平成元年度から毎年1回、「「星空の街・あおぞらの街」全国大会」を開催しており、本年度は第11回である。
 本年度は、9月11日・12日の両日に、環境庁、北海道及び「星空の街・あおぞらの街」全国協議会の主催によって、北海道足寄郡陸別町において開催する。
 本大会では、大気保全への啓発・普及や全国星空継続観察において優れた活動等を行った団体・個人を表彰する予定である。
1.日  時

平成11年9月11日(土)、12日(日)
2.場  所 北海道陸別町 陸別タウンホール(陸別町役場内)
3.議  題 環境庁・北海道・「星空の街・あおぞらの街」全国協議会
4.主  管

北海道足寄郡陸別町・(財)日本環境協会
5.大会テーマ 「空澄んで、星輝いて、森ゆたか」
6.御 来 賓 高円宮同妃両殿下
7.出 席 者 「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会員、国務大臣環境庁長官、北海道知事、陸別町長、その他関係者
8.大会内容
{1}

団体・個人の表彰

  • 環境庁長官賞:1団体1個人
  • 「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長賞:1団体2個人
{2}

基調講演

  • 演 題:「宇宙を探る」
  • 講演者:小平桂一 国立天文台台長
{3}

シンポジウム

  • テーマ:「空澄んで、星輝いて、森ゆたか」
  • パネリスト:湯川れい子氏他)
{4} 星空コンサート及び星空観望会

 

第11回「星空の街・あおぞらの街」全国大会プログラム

1日目:9月11日(土)

 「星空の街・あおぞらの街」全国大会

時 間:13時30分~17時15分     
場 所:北海道陸別町 陸別タウンホール(陸別町役場内)

  • 開会式
  • 開会挨拶(「星空の街・あおぞらの街」全国協議会副会長・衣川村長)     
    国務大臣環境庁長官式辞     
    北海道知事挨拶     
    「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長(陸別町長)挨拶     
    表彰(環境庁長官賞・「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長賞、被表彰団体及び個人については別紙1参照)     
    来賓祝辞     
    歓迎のことば(北海道議会議長)

  • 基調講演
  • 演 題:「宇宙を探る」     
    講演者:小平桂一 氏(文部省国立天文台台長)

  • シンポジウム
  • テーマ:「空澄んで、星輝いて、森ゆたか」     
    パネリスト:湯川れい子(音楽評論家・作詞家)           
    上出洋介(名古屋大学太陽地球環境研究所所長)           
    中根英昭(環境庁国立環境研究所上席研究官)           
    大野裕明(滝根村星の村天文台台長)           
    吉田 章(十勝東部森林管理署陸別事務所所長)           
    金澤紘一(「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長、陸別町長)

  • 星空コンサート及び星空観望会 場所:銀河の森天文台)

2日目:9月12日(日)

  • エクスカーション
<参考> 「星空の街・あおぞらの街」全国協議会

 環境庁が昭和61年度に行った「あおぞら観察コンテスト」及び昭和62年度に行った「星空の街コンテスト」において選定された、「あおぞらの街」39市町村及び「星空の街」108市町村を母体に、昭和63年6月4日、北九州市で「星空の街・あおぞらの街全国サミット」が開催された。このサミットにおいて「空を活かし空を楽しむ宣言」が採択され、「「星空の街・あおぞらの街」全国連絡会議」が結成された。
 その後、平成5年に「「星空の街・あおぞらの街」全国協議会」と改称し、郷土の環境をいかした地域おこしの推進と大気環境保全意識の高揚を図ることを目的に活動を行っており、毎年1回「「星空の街・あおぞらの街」全国大会」を開催している。
 平成6年度「星空の街・あおぞらの街」全国大会(兵庫県八鹿町で開催)から、大気保全に資する顕著な活動を行った団体・個人に環境庁長官賞及び「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長賞の授与を行っている。
 なお、加入団体数は、平成11年8月末現在、298団体(38道府県及び260市町村)となっている。(別紙2参照)

<別紙1>(被表彰団体)

<環境庁長官賞受賞者>(敬称略)

団 体

美星スターウオッチングクラブ(岡山県美星町)

 国内初の「光害防止条例」の制定のきっかけを促す活動を実施しており、光害防止標語や星に親しむポスターなどの作品募集を行い、地域ぐるみで光害防止に取り組む活動のリーダー的役割を果たしている。   
 環境庁全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)において、昭和63年度の開始当初から参加するとともに、定期的に会報誌を作成し、良好な星空を守るための普及啓発活動を行っている。

個 人

松本好郎(沖縄県糸満市)

 少年の家等での児童・生徒の自然教室、宿泊学習の星空教室を通して、自然環境保全に対する意識の高揚を図るボランティア活動を継続して実施している。   
 環境庁全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)において、昭和63年度の開始当初から講師として参加しており、県内の小中学校教師を対象に天体についての講座を開き指導にあたっている。  
 (平成4年度沖縄県環境保全大会にて、知事表彰を受賞)

<「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長賞受賞者>(敬称略)

団 体

しなの星空散歩会・きらきら(長野県長野市)

 長野オリンピック前後の平成5年から平成10年にかけて、長野市内180地点で夜空の明るさの測定を継続的に行い、都市の発展(都市開発)による夜空の明るさへの影響の把握を行い、夜空の明るさの増大の防止に関する普及啓発活動の推進を図った。   
 環境庁全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)において、昭和63年度の開始当初から参加し、市内及び周辺地域において調査を行うとともに、定期的に会報誌を作成し、良好な星空を守るための普及啓発活動を行っている。

個 人

武石正憲(北海道浜頓別町)

 環境庁全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)において、開始当時(平成元年度)から参加し、夜空の明るさの増大の防止を訴え続けてきた。   
 個人天文台を地域に開放し、地域住民の環境保全に対する意識啓発に努めている。

個 人

佐々木一行(岩手県石鳥谷町)

 初心者にも分かり易いユニークな解説を行い、星空観察の活動の発展に努め、「天文写真の展示会の開催」などを行い、子供を中心とする地域住民に対し、大気汚染の防止や地球環境保全を訴えてきた。   
 地元、少年自然の家において星空観察の指導を行うとともに、中学校において星空観察と大気環境に関する講義を行い、子供たちの大気保全に関する意識の高揚に努めている。

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局大気生活環境室
室   長 :藤田八暉(内線6540)
 室長補佐 :臼木民夫(内線6541)
 担   当 :宮内 徹(内線6546)