報道発表資料
1.事業の概要
電動トラック・バスとは、従来のディーゼルトラック・バスとは異なり、車両側からのエミッションがゼロである電気自動車のことであり、今後、導入拡大が期待されるところでありますが、車両価格が割高であることや、電動トラック・バス向けの充電設備が十分でないことが課題として挙げられます。
また、日本における貨物車・バス等由来のCO2排出量は運輸部門の約4割を占めており、2030年度の温室効果ガス排出削減目標達成のためには、現在普及の目途の立っていない電動トラック・バスの導入を早急に軌道に乗せることが必要となります。
さらに、第5次環境基本計画に掲げる「地域循環共生圏」の構築や2030年度の温室効果ガス削減目標の達成、2050年カーボンニュートラルの実現のためにも、電動トラック・バスがユースケース上、環境優位性が高く、ライフコストの観点から事業継続性のあるユースケースの分析精度を高め、電動トラック・バスの開発・普及に向けた車両仕様の算段をつけ、商用車部門における電動車市場を開拓することは急務となります。
こうした背景を踏まえて、本事業では国内商用車メーカーやコンバージョンメーカー等における市場参入を支援、又は利用者側による使いやすさ、コスト、事業継続性等における分析を支援するため、電動トラック・バスモデル実証を委託事業として募集したものです。
2.審査方法
専門家で構成する外部評価委員会においてヒアリングを行った上で、次の観点等から採否について審査を実施しました。
・ 技術課題の妥当性
・ 技術的意義、政策的意義
・ 実施体制・実施計画
・ 技術の事業化・普及の見込み ほか
3.審査の結果
公募期間:令和3年8月30日(月)~同年9月30日(木)
応募件数:2件
採択案件:1件
※ 採択した案件の概要については、「令和3年度電動トラック・バスにおける性能評価実証事業採択案件一覧」(別添)を御参照ください。
○ 添付資料
・令和3年度電動トラック・バスにおける性能評価実証事業採択案件一覧.pdf
連絡先
環境省水・大気環境局自動車環境対策課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8302
- 課長飯田 博文(内線 6510)
- 課長補佐河田 陽平(内線 6520)
- 担当川邊 晃平(内線 6577)