報道発表資料
令和3年10月11日(月)、環境省は、「イーレックス新潟(仮称)建設計画に係る計画段階環境配慮書」(イーレックス株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、イーレックス株式会社が新潟県北蒲原郡聖籠町において、バイオマスを燃料とする火力発電所(約30万kW)を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)第三者認証の取得等により、持続可能性を確保すること、(2)二酸化炭素を排出しない稼働時のみに着目せず、燃料の製造、加工も含む本事業のライフサイクル全体の温室効果ガス排出量を算定し、その結果を踏まえ、必要に応じて事業計画の見直しを行うこと等を求めている。
本事業は、イーレックス株式会社が新潟県北蒲原郡聖籠町において、バイオマスを燃料とする火力発電所(約30万kW)を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)第三者認証の取得等により、持続可能性を確保すること、(2)二酸化炭素を排出しない稼働時のみに着目せず、燃料の製造、加工も含む本事業のライフサイクル全体の温室効果ガス排出量を算定し、その結果を踏まえ、必要に応じて事業計画の見直しを行うこと等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力15万kW以上の火力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者であるイーレックス株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 イーレックス株式会社
・事業位置 新潟県北蒲原郡聖籠町
・燃料 バイオマス
・発電方式 汽力(超々臨界圧発電)
・出力 約30万kW
・工事開始時期 2023年(予定)
・運転開始時期 2026年(予定)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和3年8月27日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和3年10月11日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長木野 修宏(内線 6231)
- 室長補佐豊村紳一郎(内線 6233)
- 審査官河田 悠(内線 7245)