報道発表資料
令和3年10月12日(火)、環境省は、「(仮称)清陵風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(オリックス株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道伊達市において、最大で出力189,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)土砂崩落及び土砂流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに、土地の改変量を最小限に抑えるなど、動植物の生息・生育環境等への影響を回避又は極力低減すること、(2)鳥類の衝突事故や移動の阻害等について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講じ、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、改変を回避又は極力低減すること、(4)現地調査により主要な眺望点及び利用施設からの眺望の客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
本事業は、北海道伊達市において、最大で出力189,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1)土砂崩落及び土砂流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに、土地の改変量を最小限に抑えるなど、動植物の生息・生育環境等への影響を回避又は極力低減すること、(2)鳥類の衝突事故や移動の阻害等について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講じ、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、改変を回避又は極力低減すること、(4)現地調査により主要な眺望点及び利用施設からの眺望の客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者であるオリックス株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・
低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 オリックス株式会社
・事業位置 北海道伊達市大滝区(事業実施想定区域面積 約2,919.2ha)
・出力 最大189,000kW(単機出力 4,200kW程度×最大45基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・令和3年8月27日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・令和3年10月12日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長木野 修宏(内線 6231)
- 室長補佐豊村紳一郎(内線 6233)
- 審査官新田 一仁(内線 6248)