報道発表資料
日本国環境省は、令和3年9月7日(火)、インド環境・森林・気候変動省(MOEFCC)と日印政策対話を開催しました。
冒頭、小泉環境大臣とヤーダブ・インド環境・森林・気候変動大臣との間で、本年のG20環境大臣会合及び気候・エネルギー大臣会合のフォローアップ、COP26 に向けた協力、気候変動分野の二国間協力等について、その後、両省事務方会合において、大臣間の対話に基づき、課題別に詳細な議論を行いました。
今回の政策対話において、二国間クレジット制度(JCM)に関する政府間協議の実施等、今後両省の協力を一層推進していくことに合意しました。
冒頭、小泉環境大臣とヤーダブ・インド環境・森林・気候変動大臣との間で、本年のG20環境大臣会合及び気候・エネルギー大臣会合のフォローアップ、COP26 に向けた協力、気候変動分野の二国間協力等について、その後、両省事務方会合において、大臣間の対話に基づき、課題別に詳細な議論を行いました。
今回の政策対話において、二国間クレジット制度(JCM)に関する政府間協議の実施等、今後両省の協力を一層推進していくことに合意しました。
1.背景・目的
日本国環境省とインド環境・森林・気候変動省(MOEFCC)は、2018 年10 月にモディ首相が来日した際に、「環境分野における包括的な協力覚書」に署名・締結しました。本覚書に基づき、今般、両省間で第1回日本・インド環境政策対話を開催しました。
2.概要
(1)開催日時
令和3年9月7日(火)15:30~16:30(大臣級)
17:30~19:30(局長級)
(2)開催形式
オンライン会合
(3)主催
日本側:小泉進次郎環境大臣、正田寛地球環境審議官他
インド側:ブペンドラ・ヤーダブ環境・森林・気候変動大臣、
アシュマル・クマール・チョーベイ同国務大臣、R.P.グプタ同次官他
3.開催結果
両国の出席者は、以下の4分野について、両国の政策と今後の日印の二国間協力について説明・協議しました。今後、両省は、G20 等の多国間枠組みにおいて連携するとともに、日印の環境協力を一層推進することに合意しました。具体的に、以下の協力の方針が確認されました。
(1)気候変動分野・フロン対策
- JCM の構築に向けたワークショップ等の活動による協力
- インド政府が主導する適応に関するイニシアティブ(CDRI)等にCA2R を提供し、CDRI 資金により気候変動に脆弱な島しょ国地域での技術協力の促進
- フロンのライフサイクル管理にかかる協力を推進
- 気候変動により要される特定セクターでの技術と知見の紹介
(2)海洋ごみ
- プラスチックごみリサイクル技術、生分解プラスチックの知見にかかる情報交換
- G20 実施枠組みに基づく情報共有を含む国際的な活動への協力の推進
(3)大気汚染
- 日・印双方による多様な産業セクターにおける改修技術を含む大気汚染管理にかかる情報交換
- リアルタイム大気汚染源判別や低コストセンサーや衛星によるモニタリング技術等の大気質モニタリング先端技術にかかる協力
- インドでの火力発電所やエネルギー利用企業からの排ガスモニタリングと日本の環境技術の啓発を図るワークショップ開催に向けての協力
(4)持続可能な交通/技術
- インドでの低炭素車両の普及を促進するため、日本の電動車普及に係る政策について情報交換し、引続き持続可能な交通に関する情報共有を行う。
- リサイクル技術及びWtE を含む廃棄物管理の好事例の理解促進の協力
- 水素技術及びシェアライドにかかる情報交換の推進
連絡先
環境省地球環境局国際連携課国際協力・環境インフラ戦略室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8248
- 室長杉本 留三(内線 6765)
- 補佐渡辺 聡(内線 6764)
- 補佐富原 崇之(内線 6766)