報道発表資料

令和3年8月3日
自然環境
この記事を印刷

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)の専門家公募について

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)(※1)事務局が、「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価」及び「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性の2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価」の2件の報告書の執筆等を行う専門家の募集を開始しました。
日本政府による推薦を希望する方は、2021年8月23日(月)までに、環境省の担当者へ御連絡ください。

1.実施する評価の概要

(1)生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(以下、ネクサス・アセスメントという。)は、生物多様性、気候変動、エネルギーの生産・供給・消費を含む適応・緩和策(生物多様性関連のものに限る。)、水、食料、及び健康の相互関連性について分析することを目的に、2021年から2024年にかけて実施される予定です。

 スコーピング文書は、https://ipbes.net/sites/default/files/2021-07/20210719_scoping_report_for_the_nexus_assessment.pdfを御覧ください。

 なお、世界全体で140名程度の専門家が執筆者として選出される予定です。

(2)生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性の2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(以下「社会変革アセスメント」という。)は、社会変革の決定要因について、特定のセクターに着目した分析ではなく、心理、行動、文化、政治、政策等の様々な観点からセクター横断的に分析をすることを目的に、2021年から2024年にかけて実施される予定です。

 スコーピング文書は、https://ipbes.net/sites/default/files/2021-07/20210719_scoping_report_for_the_transformative_change_assessment_1.pdfを御覧ください。

 なお、世界全体で103名程度の専門家が執筆者として選出される予定です。

2.専門家の役割・選出方法

選出された専門家は、以下のいずれかの役割を果たすことが求められますが、応募時に役割の希望を出すことはできません。IPBES補助機関である学際的専門家パネル(※2)、ビューロー(※3)等が、参加国政府、IPBESに関わる団体や機関による推薦を受けた応募者の中から、専門性、経験、学際性、地理性、ジェンダー等に関して全体のバランスを考慮して、最適な専門家を選出します。

詳細は、https://ipbes.net/sites/default/files/180719_ipbes_assessment_guide_report_hi-res.pdfを御覧ください(特に11~19ページ)。

(1)共同議長(assessment co-chairs)

評価報告書及び政策決定者向け要約(SPM)を監督する責任があります。評価報告書の一部を執筆することも可能です。関連分野においてシニアレベルであり、専門家との調整業務の経験があり、個人の業務時間の30%に相当する時間を本業務に貢献できる人が求められています。年間およそ4つの会合(海外出張含む)への出席が求められています。

(2)統括執筆責任者(coordinating lead authors (CLAs))

評価報告書の章毎に配置され、執筆に加え、主執筆者・フェロー・協力執筆者(contributing authors)と執筆内容を調整し、各章全体を監督する責任があります。また、各章からキーメッセージを抽出し、各章の要旨を執筆する作業の調整を行うとともに、SPMの執筆も行います。個人の業務時間の20%に相当する時間を本業務に貢献することが求められています。年間およそ3つの会合(海外出張含む)への出席が求められています。

(3)主執筆者(lead authors (LAs))

評価報告書のうち指定された箇所を、既存の優れた科学、技術及び社会経済的な情報に基づき執筆する責任があります。個人の業務時間の15%に相当する時間を本業務に貢献することが求められています。毎年開催される執筆者会合に出席し、積極的に議論に参加することが求められ、また毎年およそ1つのIPBES関連会合に招へいされる可能性があります。

(4)査読編集者(review editors (REs))

評価報告書及びSPMのレビュープロセスにおいて、学際的専門家パネル(MEP)及び執筆者チームに対し、レビューコメントが適切に検討されているか、専門的用語の統一、文章の整合性が取れているか等について助言を行います。評価実施期間中に2つの会合に参加し、第1回レビュー後から個人の業務時間の10%に相当する時間を本業務に貢献することが求められています。加えて、シニアレベルであり、自然科学又は社会科学の専門性を1つ以上有し、伝統的知識についても理解のある専門家である必要があります。

3.活動経費・謝金等の支給について

会合に出席する際の旅費や執筆その他の作業に必要となる経費は、原則として自己負担であり、謝金等も支給されません。

4.応募手順

日本政府による推薦を希望する方は、氏名・所属・連絡先、希望するアセスメント(ネクサス・アセスメント又は社会変革アセスメント)を明記の上、2021年8月23日(月)(必着)までに、英文履歴書(論文リスト付きで、応募時に用いる予定のもの)を電子メールで下記連絡先まで御送付ください。その際、電子メールの内容が分かるように、表題を「IPBES専門家推薦希望(氏名、希望のアセスメント名)」としてください。

環境省は、IPBES事務局による公募情報

https://ipbes.net/sites/default/files/2021-07/em_2021_17_nominations_nexus_transformative_en_0.pdf

等に示されている基準により各応募者を推薦するか否かを決定し、

2021年8月30日(月)までに、推薦の可否を御本人あてに御連絡いたします。

結果は非公表としますので、あらかじめ御了承ください。

 

日本政府推薦希望者連絡先

環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室

電話:03-5521-8275

E-mail:NBSAP@env.go.jp

推薦可と通知された方は、2021年9月6日(月)までに、IPBESのウェブサイトにおいて、以下のリンクにある申請フォームに必要事項を記入するとともに履歴書等を添付して、各自御応募ください。

【ネクサス・アセスメント】

https://ipbes.net/applications/nexus

【社会変革アセスメント】

https://ipbes.net/applications/transformative-change

なお、申請フォームの「2 Nominating body」の項は以下のとおり御選択・御記入ください。

Type of nominating body:Government

Government nominator

Government : Japan

National focal point : Japan Mari Takehara, National focal point

5.応募・選考スケジュール

2021年

8月23日(月):日本政府による推薦希望者の環境省への連絡期限

8月30日(月):環境省による推薦可否の通知期限

9月6日(月):IPBES事務局への応募期限(web上)

9月13日(月):日本政府による応募者の推薦期限(web上)

第4四半期:応募者への選考結果の通知(予定)

  2022年

   第1四半期:第1回執筆者会合(予定)

(参考)

※1 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム

Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES(イプベス)

◆ 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして2012年4月に設立された政府間組織

◆ 2021年3月31日現在、137カ国が参加

◆ 科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱

◆ これまでに以下の評価報告書を作成

・ 生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書

・ 花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書

・ 生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書

・ 土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書

・ 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書

◆ 参考情報

IPBES webサイト

https://www.ipbes.net/

環境省webサイト

http://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/international/ipbes/index.html

※2 学際的専門家パネル(Multidisciplinary Expert Panel(MEP))

IPBESの補助機関で、国連の5地域区分から5名ずつ選出された計25名が、IPBESの作業の科学的・技術的側面を監督します。

※3 ビューロー(Bureau)

IPBESの補助機関で、国連の5地域区分から2名ずつ選出され、議長(1名)、副議長(4名)、メンバー(5名)が、IPBESの運営全般を監督します。

連絡先

環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8275
  • 室長中澤 圭一(内線 6480)
  • 室長補佐大澤 隆文(内線 6484)
  • 専門官竹原 真理(内線 7454)

関連情報

過去の報道発表資料

令和3年7月2日
IPBES総会第8回会合の結果について

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ