報道発表資料

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2021年05月13日
  • 総合政策

(仮称)青森県つがる沖南部洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 令和3年5月13日、環境省は、「(仮称)青森県つがる沖南部洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」(株式会社JERA)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、青森県つがる市及び鰺ケ沢町の沖合において、最大で出力60万kWの風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1)対象事業実施区域の設定に当たっては、青森県等と積極的に情報共有、意見交換等を実施した上で、ゾーニングマップを踏まえて検討すること、(2)風力発電設備への衝突事故や移動の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3)津軽国定公園の普通地域内における風力発電設備等の設置を原則として回避すること等により眺望景観への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。

 今後、経済産業大臣から事業者である株式会社JERAに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

  ・事業者   株式会社JERA

  ・事業位置  青森県つがる市及び鰺ケ沢町の沖合(事業実施想定区域の面積 約120km2

  ・出力    最大60万kW(9,500~15,000kW級×最大63基)

3.環境大臣意見

    別紙のとおり。

  (参考)環境影響評価に係る手続

   ・令和3年3月29日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会

   ・令和3年5月13日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長木野修宏(内線 6231)
  • 室長補佐豊村紳一郎(内線 6233)
  • 審査官河田 悠(内線 6253)
  • 担当天久幸一(内線 6236)

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