報道発表資料

令和3年4月23日
地球環境
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令和3年度 クールビズについて

 「クールビズ」は、平成17(2005)年度の開始以降、多くの皆様の御協力をいただき、夏の取組として定着してきたところです。他方、コロナ禍で働き方の多様化の進展や、気候変動の影響とも考えられる季節外れの暑い日の増加といった変化が見られるとともに、地域による気候の違い等もあります。さらに、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、一人ひとりのライフスタイルを脱炭素型へと転換していただくことも必要です。
 このような状況を踏まえ、これまでのように政府が全国一律の実施期間の設定を行うことはせず、個々の事情に応じた、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2対策として「クールビズ」を呼び掛けていきます。
 また、その際、一般社団法人 日本百貨店協会、日本チェーンストア協会、一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会も連携して取組を実施することとしており、各会員企業の店舗において、冷房温度緩和の取組を行うなど、クールビズの取組を推進していきます。

1.概 要

 クールビズは、各地域の状況や日々の気温、一人ひとりの体調、暑さ寒さの感じ方、室内での温度差等に応じた柔軟な服装の選択ができるような環境を醸成するとともに、冷房時の室温(目安として28℃)の適正管理等を行うことにより、一人ひとりが、個々の事情に応じて、快適で働きやすい軽装で業務を行っていただくことなどを呼び掛けていきます。これにより、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2を図っていきます。

 

 2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、国民一人ひとりの理解と協力が不可欠であり、比較的気軽に取り組むことができ、健康、快適等にもつながるクールビズの取組は、引き続き重要です。

 環境省としては、「国・地方脱炭素実現会議」の議論も踏まえながら、脱炭素型のライフスタイルへの転換を積極的に後押ししていきます。その中で例えば、より高効率な空調への買換え、住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化や断熱リフォームによる断熱性能向上を通じた空調の効率的な運転を可能とする住環境づくりなどを促しつつ、クールビズも併せて呼び掛けていくことで、相乗効果を発揮していきます。

 その際、例えば東京では、例年5月から9月は、夏日が月の半数以上(6.参照)であることを踏まえ、この期間に集中的に呼び掛けるとともに、10月においても暑い日があることから継続的に呼び掛けるなどにより、具体的な行動変容につなげていきます。

【クールビズとは】

 地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から政府が提唱する、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル。

 室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を呼び掛けています。軽装以外の取組としては、これまでは、省エネ型エアコンへの買換え、西日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなど、具体的なアクションなどを推奨してきました。

2.クールビズ 知っておいて頂きたいポイント

○ クールビズは気温に合わせた柔軟なライフスタイル

 クールビズでは、「適正な室温」の目安を28℃としていますが、熱中症の予防の観点からも、冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調等を考慮しながら、無理のない範囲で、冷やしすぎない室温管理の取組をお願いします。

 大切なのは、無理せず、過度な冷房に頼らないことです。

○ 健康につながるクールビズ

 平成19(2007)年に「猛暑日」が設定され、平成30(2018)年には、日本の観測史上最高気温(埼玉県熊谷市で41.1℃)を更新、令和2(2020)年も(静岡県浜松市で41.1℃)同最高気温を観測するなど、年々暑さが増しています。こうした中、外気温と室温との差が大きいと、体の自律神経やホルモンバランスを崩しやすくなったり、冷えに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への影響を指摘する専門家もいます。暑くなってきているからこそ、体にやさしい、地球にやさしいクールビズを実践する意義が高まっています。

○ お財布にも優しいクールビズ

 クールビズは、軽装などの取組を実践することにより、快適に夏を過ごしつつ「冷房の適切な使用」を実践し、冷やし過ぎないことを目的としています。冷房の使用に当たっては、例えば、フィルターを定期的に掃除したり、夏場、家に帰って室内に熱がこもっている場合は、まず窓を開けて熱気を逃がしてから冷房をするなど、エアコンを賢く使用することで、冷房効率が上がり、お財布にもやさしくなります。

○ 脱炭素型のライフスタイルにつながるクールビズ

 2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーの普及拡大とともに、エネルギーの使用量を抑制していくことも不可欠です。クールビズは、冷房時の室温の適正な管理等により、着実に省エネ・省CO2につながる取組と言えます。多くの方が比較的気軽にできるクールビズをきっかけに、自分のライフスタイルを見つめ直し、脱炭素型に転換するべく具体的な行動に移してしていただくことが重要です。

3.クールビズ 環境省による情報発信

○ クールビズサイト

 ・クールビズに関する情報を掲載しています。

  https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/

 

○ ダウンロードポスター

 ・クールビズポスターのデータを、以下のURLよりダウンロードできます。

  ttp://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/tool.html

4.各業界における取組事例

○ 一般社団法人 日本百貨店協会での取組

 日本百貨店協会では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新しい生活様式を踏まえた脱炭素型ライフスタイルへの転換を衣・食・住の様々な商品を通じて提案し、お客様に呼び掛けます。

○ 日本チェーンストア協会での取組

 日本チェーンストア協会では、環境対策や節電の継続の重要性の両面からクールビズに協力し、会員企業の店舗内の空調の適正な温度設定を実施します。お客様に御理解をいただきながら、従業員の夏の軽装の実施やお客様への暑さ対策の提案などを通じて、ライフスタイルの変革を呼び掛け、クールビズの周知に取り組みます。

○ 一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会での取組

 日本フランチャイズチェーン協会では、地球温暖化防止及び節電対策に貢献するため、会員企業に対してクールビズの取組を呼び掛けています。会員企業では"店内を適正温度に設定""ユニフォームの軽装化"など、各企業がそれぞれの取組を行う予定です。

(詳細は日本フランチャイズチェーン協会ホームページに掲載)

 https://www.jfa-fc.or.jp/ 

5.家庭のCO2排出量等を簡易に推計できる各種ツールについて

 環境省では、家庭のCO2排出量等を簡易に推計できるツールを公開しています。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための対応として、自宅で過ごす時間が長くなったこのタイミングで、パソコンやスマートフォンで、家庭の電気・ガス使用量やCO2排出量、家電の省エネ性能を確認してみてはいかがでしょうか。

○ 省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」

 家電を買い換える際に、購入予定製品(新)と使用中の製品(旧)の情報を入力することで、新旧製品の年間の消費電力量・電気代・CO2排出量の比較が簡単にできるツールを公開しています。以下のURLから御活用ください。

http://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/

○ うちエコ診断のワンポイントアドバイス・ツール

 電気・ガス料金等の情報から各家庭のCO2排出量を簡単にチェックできるツールを公開しています。改善のためのアクションや、それを実施した場合の光熱費の節約やCO2削減の効果も同時に確認できます。以下のURLから御活用ください。

https://www.uchieco-shindan.jp/jushin/check.php

6.(参考)過去5年間の夏日(日最高気温25度以上)平均日数

5月

9月

10月

札幌

4.2日

8.4日

0.2日

仙台

8.2日

18.2日

2.6日

東京

17.2日

22.2日

7.6日

大阪

19.4日

27.4日

10.8日

福岡

18.0日

27.6日

9.2日

那覇

28.0日

30.0日

29.4日

気象庁:各地のデータより作成

連絡先

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8341
  • 室長菊池 圭一(内線 6725)
  • 室長補佐武藤 文(内線 7740)
  • 主査野副 友里(内線 7397)
  • 担当齋藤 卓巳(内線 6763)
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