報道発表資料
1.背景・目的
政府内外におけるデータの利活用を促進するため、行政保有データのオープンデータ化に対する要望は高まりつつあり、その実現のためのデータマネジメントの重要性が認識されています。
こうした状況の下、デジタルガバメント実行計画(令和2年12月25日閣議決定)において、政府全体での行政保有データのオープン化やデータ連携の推進方針が定められ、政府におけるデータマネジメントの先駆的な取組として「環境省データマネジメントポリシー」を策定することが示され、今回中央官庁として初めて策定したものであります。
今後環境省では、同ポリシーに定められた推進体制の下、環境省の保有するデータの品質向上やオープンデータ化を進めてまいります。
2.概要
「環境省データマネジメントポリシー」では以下の方針を定めます。
(1)データの品質を向上させるための計画の策定
データの品質や管理状況を把握し、システム改修や業務改善を含む改善計画を策定します。
(2)データ利活用を可能にするための基盤の構築
環境情報に関するデータの公開方法等について整理を行い、データ分析のための基盤を構築します。
(3)データマネジメントを推進するための体制等の確立
CDO(データマネジメント責任者)をトップとした、データマネジメント推進に向けた体制を確立しま
す。
(4)データ流通の活性化
環境省及び企業・国民等においてデータの利活用を推進するとともに、ワンスオンリー※2 、コネク
テッド・ワンストップ※3といったデータを活用した行政サービス改革を実現します。
また、環境情報に関するオープンデータ化、データに基づいた政策形成(EBPM)を目指します。
※1 データを情報資産として捉え、ビジネスや政策に活かすことができる状態を維持、さらに進化させていく
ための組織的、継続的な活動
※2 行政機関に一度提出した情報を、他の行政機関にも連携して、再度提出することを不要とすること。
(例:1回書類を添付して申請したら。2回目以降は同じ内容の添付を不要とする。)
※3 民間サービスを含め、複数の手続・サービスを、1か所で完結できるようにすること。
(例:引っ越しの際の複数のサービスへの住所変更の届出を、1か所で完結する。)
添付資料
- 環境省データマネジメントポリシーについて(概要) [PDF 511 KB]
- 環境省データマネジメントポリシー(本文) [PDF 661 KB]
- (参考)デジタルガバメント実行計画抜粋 [PDF 452 KB]
連絡先
環境省大臣官房総務課環境情報室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8212
- 環境情報室長杉井 威夫(内線 6180)
- 課長補佐松村 丈彦(内線 7183)
- 係長小倉 圭司(内線 6189)