報道発表資料

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1997年10月20日

国際環境協力入門研修の実施について

環境庁は、環境研修センター国際研修棟の完成に伴い、国際環境協力を推進するため、開発途上国に派遣される日本人の環境専門家を養成する研修を実施する。今年度はその第一段階として、「国際環境協力入門研修」を開設する。

 近年、開発途上国から我が国に対して、環境分野における技術協力などを行うための専門家の派遣の要請が増加している。ところが、実際に開発途上国から求められているニーズに応えられる国際環境協力のための専門家は、質・量ともに不足している状況にある。我が国の国際環境協力を推進する上で、その分野に携わる人材の不足が、大きな障害となっている。
 このため、環境研修センターでは、途上国の要請に的確に応え、かつ任地で効果的な環境協力を行うための日本人専門家を体系的に養成するための研修を今年度より実施する。本研修は今10月に完成した国際研修棟を使用して行われる。
 今後、国際環境協力研修を推進していく第一段階として、国際環境協力に関心のある者を対象に「国際環境協力入門研修」を開設する。

●国際環境協力入門研修

  目的: 国際環境協力に関する基礎的知識の習得及び識見の向上
  対象: 国及び地方公共団体等において環境に関する行政又は研究業務に従事している職員で、国際環境協力について関心を有する者
  概要: 途上国の環境問題、国際環境協力の概要及び事例等の講義
  時期: 第1回 平成9年10月27日(月)~31日(金)まで(5日間)
第2回 平成10年2月2日(月)~6日(金)まで(5日間)
  定員: 第1回、第2回とも45名



環境研修センターにおける国際環境協力専門家養成研修について

平成9年10月        
環境研修センター      


 近年、開発途上国から我が国に対して、環境分野における技術協力など環境問題への対処を図るための専門家の派遣の要請が増加している。
 ところが、実際に開発途上国から求められているニーズに応えられる国際環境協力のための専門家は、質・量ともに不足している状況にある。我が国の国際環境協力の推進の上で、国際環境協力に携わる人材の不足が大きな障害となっている。
 このため、環境研修センターでは途上国の要請に的確に応え、かつ任地で効果的な環境協力を行うための日本人専門家を養成するため、国際研修棟の建設を進めてきたが、このほど本施設の完成に伴い、今年度より新たに国際環境協力に従事する専門家を体系的に養成するための研修を創設することとしている。
  国際環境協力研修の全体のあり方については現在検討中であり、「国際環境協力専門家養成研修」、「海外派遣専門家研修」、「専門家海外派遣推進セミナー」等のコースを計画している。
 今年度は、その第一段階として国際環境協力に関心のある者を対象に「国際環境協力入門研修」を開設する。

●国際環境協力入門研修

  目的  国際環境協力に関する基礎的知識の習得及び識見の向上
  対象  国及び地方公共団体等において環境に関する行政又は研究業務に従事している職員で、国際環境協力について関心を有する者
  目標  途上国の環境問題、環境協力の概要及び事例等、国際環境協力に関する基礎的な知識を習得する。
  時期  第1回 平成9年10月27日から31日まで(5日間) 定員 45名
 第2回 平成10年2月2日から6日まで(5日間) 定員 45名


<注>国際環境協力入門研修第1回の研修員の追加推薦は10月15日(水)までとします。

連絡先
環境庁国立環境研究所環境研修センター
tel 0429-94-9303
 研修企画官   藤田 八暉
 教務課国際研修協力専門官
           酒向 貴子

環境庁企画調整局環境研究技術課
課長     石川 明彦(6240)
 課長補佐  山本 秀正(6242)