報道発表資料

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2021年02月26日
  • 総合政策

下関北九州道路に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 令和3年2月26日、環境省は、「下関北九州道路 計画段階環境配慮書」に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
 本事業は、国土交通省中国地方整備局、国土交通省九州地方整備局、山口県、福岡県、下関市及び北九州市が、山口県下関市から福岡県北九州市に至る延長約8~12㎞の道路を整備する事業である。
 環境大臣意見では、(1)住居等への自動車の走行に係る大気質、騒音等の住居等への影響を回避又は極力低減すること、(2)関門海峡を横断するため、海底掘削等に伴う水の濁り等による影響を回避又は極力低減すること、(3)工事に伴い発生する廃棄物等については、再生資源として利用を図るなど適正な処理を行う計画とすること、(4)「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、自転車利用環境の整備と活用促進、道路交通流対策、物流の効率化等の議論を注視し、必要に応じて本事業の計画に反映するとともに、道路照明の省エネ化等の取組について検討を進めること等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法では、一定の規模以上の道路の新設・改築を対象事業としており、環境大臣は、計画段階環境配慮書について、国土交通大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、国土交通大臣から事業予定者である国土交通省中国地方整備局、国土交通省九州地方整備局、山口県、福岡県、下関市及び北九州市に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業予定者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・
 低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

・名称      下関北九州道路

・事業予定者   国土交通省中国地方整備局、国土交通省九州地方整備局、山口県、福岡県、
         下関市及び北九州市

・事業予定地   起点:山口県下関市 終点:福岡県北九州市

・事業規模    約8~12km 4車線

※上記、事業予定者は「概略計画の検討を実施した主体」である。

3.環境大臣意見

 別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

・令和3年1月12日  国土交通大臣から環境大臣に意見照会

・令和3年2月26日  環境大臣から国土交通大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長木野修宏(内線 6231)
  • 室長補佐豊村紳一郎(内線 6233)
  • 担当森 満輝(内線 6238)
  • 担当河田 悠(内線 6253)

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