報道発表資料

この記事を印刷
2009年03月16日
  • 再生循環

廃棄物・リサイクル分野における国内コベネフィットプロジェクトに関する研究会(第1回)の開催について(お知らせ)

 廃棄物・リサイクル分野におけるコベネフィット事業の創出に向け、有識者による「第1回廃棄物・リサイクル分野国内コベネフィットプロジェクトに関する研究会」を開催し、廃棄物・リサイクル分野における地球温暖化対策の検討を開始することとなりましたのでお知らせします。なお、研究会は公開で行います。

1.背景

 低炭素社会の構築に向けては、市民、企業等の社会の構成員が主体的に温室効果ガスの排出削減を進めることが求められています。このような取組を進める手段の一つとして、環境省では、国内のプロジェクトにより実現された温室効果ガス排出削減・吸収量をカーボンオフセットに用いることができるオフセット・クレジット(J-VER)として認証する制度を創設し、カーボンオフセットの取組を促進しているところです。また、国内排出量取引制度の試行もスタートし、様々な企業による長期的かつ大幅な温室効果ガス削減のための取組が動きが広まっています。
このような状況を踏まえ、廃棄物・リサイクル分野においても、上記のような地球温暖化対策を促進することを目的として、廃棄物・リサイクル分野における温室効果ガスの削減にも資するコベネフィット事業の創出について、検討を開始することとしました。

2.検討内容

 検討内容は以下のとおりです。

(1)
国内排出量取引制度については、平成20年10月に試行が開始され、廃棄物分野においても、全国産業廃棄物連合会が策定した自主行動計画に基づく削減プロジェクトが既に一件申請されたところである。これは廃棄物の収集運搬に係るものであるが、さらに、中間処理や最終処分についても対象に拡大するための方策を検討する。
(2)
プラスチック製容器包装のリサイクルの強化、地域ぐるみの廃油回収などの3Rの取組といった様々な活動を類型化し、各々の削減効果の算定評価手法を検討する。また、このような取組の促進方策についても検討する。

3.検討の進め方

 検討にあたっては有識者による研究会を設置し、月1回程度研究会を開催して、本年6月頃を目途に最終的なとりまとめを行う予定です。

研究会メンバー

一方井 誠治
京都大学経済研究所教授
新美 育文
明治大学法学部教授
山田 正人
独立行政法人国立環境研究所主任研究員
加藤 真
社団法人海外環境協力センター主任研究員

4.第1回研究会について

(1)日時:
平成21年3月31日(火)10:00~12:00
(2)場所:
全日通霞ヶ関ビル 会議室(7F)
(3)議題(予定):
[1]廃棄物・リサイクル分野における国内コベネフィットの取組について
[2]温室効果ガス排出削減量の算定方法の検討について
[3]その他

5.傍聴について

 傍聴をご希望の方は、「第1回研究会傍聴希望」と明記し、[1]氏名、[2]住所、[3]電話番号、[4]勤務先、[5]傍聴券の送付先(E-mailアドレス又はFAX番号)をご記入の上、3月24日(火)17時必着で、下記連絡先宛にE-mail又はFAXでお申し込みください。お申し込みは、傍聴希望者1名につき1通とさせていただきます。
 一般の方の傍聴席は、20名程度を予定しています。傍聴希望者がこれを超える場合には抽選とさせていただきます。傍聴可能な方には傍聴券を送付いたしますので、当日の傍聴の際に必ずご持参ください。なお、抽選により傍聴いただけない場合には、その旨ご連絡いたします。

6.連絡先

株式会社エックス都市研究所 担当:菊原、黒畑
〒171-0033 東京都豊島区高田二丁目17番22号 目白中野ビル6階
TEL:03-5956-7503 FAX:03-5956-7523
E-mail:kokunai-cobene@exri.co.jp

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
直通:03-5501-3351
課長:橋詰 博樹(内線6841)
課長補佐:水谷 好洋(内線6857)
担当:梁瀬 達也(内線6857)
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
直通:03-5501-3156
課長:坂川 勉(内線6871)
課長補佐:吉田 敏章(内線6875)
担当:高橋 亮介(内線6876)
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課
直通:03-5501-3152
課長補佐:関谷 毅史(内線6814)