報道発表資料
環境庁は、アジア太平洋地域におけるこれまでの環境協力の取組状況を取りまとめ、これを踏まえて、21世紀における同地域の持続可能な発展の実現を目標として、将来の環境協力のプログラムを示した「アジア太平洋地域環境協力プログラム(ECO-PAC)」を策定した。
ECO-PACは、その軸として、パートナーシップの強化を据え、優先的課題として、1 人材育成、2 組織・体制の強化、3 科学的知見の共有に基づくコンセンサス・ビルディングを挙げている。
さらに、1 政策対話の推進、2 すべての主体による参加型協力の推進、3 重点課題への取組強化といったアプローチを通じて、アジア太平洋地域の環境協力の一層の推進を図るとしている。
このプログラムは、ニューヨークにおいて、6月24日午後1時から3時に開催する環境庁長官主催の昼食会で要約版を配布し、紹介する予定。
ECO-PACは、その軸として、パートナーシップの強化を据え、優先的課題として、1 人材育成、2 組織・体制の強化、3 科学的知見の共有に基づくコンセンサス・ビルディングを挙げている。
さらに、1 政策対話の推進、2 すべての主体による参加型協力の推進、3 重点課題への取組強化といったアプローチを通じて、アジア太平洋地域の環境協力の一層の推進を図るとしている。
このプログラムは、ニューヨークにおいて、6月24日午後1時から3時に開催する環境庁長官主催の昼食会で要約版を配布し、紹介する予定。
- プログラムの名称
アジア太平洋地域環境協力プログラム -持続可能な発展に向けて-
(ECO-PAC)
- ECO-PACの概要第
第[1]章 背景とねらい
アジア太平洋地域における高度経済成長が、環境への配慮が不十分な状態で続けば、この地域全体の持続可能な発展の実現が困難になるのみならず、地球全体の持続可能な発展そのものを脅かすおそれがある。 アジア太平洋地域の持続可能な発展に資するため、21世紀初頭に向けた中長期的な環境協力の基本的な方向性を明らかにする必要がある。
第[2]章 アジア太平洋地域における環境協力の実施状況
環境庁は、次に示すような様々な環境分野での協力を展開してきている。
(1) 環境政策対話の推進 (2) 分野横断的取組の推進 (3) 個別分野における取組の推進 第[3]章 環境協力の将来展開
[3]-1 基本的な考え方
(1) 各国の政府のみならず、地方公共団体、研究者、企業、NGO等様々な主体がそれぞれの役割を果たすことはもとより、各主体間相互の協力(パートナーシップ)を強化していく必要がある。
(2) 以下の項目をECO-PACの優先的課題とする。 {1} 途上国における人材育成 {2} 途上国における組織・制度の強化 {3} 科学的知見の共有に基づくコンセンサス・ビルディング
[3]-2 ECO-PACの具体的取組
次のようなアプローチを通じて、アジア太平洋地域における環境協力の一層の推進に努める。 {1} 政策対話の推進 {2} 全ての主体による参加型協力の推進 {3} 重点課題への取組の強化
また、本プログラムに基づく各種環境協力の展開について、毎年実施状況をレビューし、このレビューを踏まえ、定期的にプログラムを改訂していくことが必要であるとしている。
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部企画課
課長 :岡澤和好(6731)
課長補佐:升本 潔(6755)
担当 :磯崎孝喜(6736)