報道発表資料
この度、同事業に応募のあった案件のうち、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査の結果、採択した事業についてお知らせいたします。
1.「令和2年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要
環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等へ普及を促進しています。
また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を推進しています。
そこで、次の事業を行います。
(1)化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換・社会実装化
実証事業(代替事業)
(2)プラスチック等のリサイクルプロセス構築・省CO2化実証事業(リサイクル事業)
2.選定結果
本事業(補助事業)の二次公募に対し6件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下2件(代替事業1件、リサイクル事業1件 )の事業について選定しました。
また三次公募に対し、4件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下2件(代替事業2件)の事業について選定しました。
二次公募採択案件
事業者名 (五十音順) |
事業名 |
事業の概要 |
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① 化石由来プラスチックの代替素材である再生可能資源への転換及び社会実装化に係る技術実証事業 |
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株式会社 バイオマスエンジニアリング
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余剰米を原料に含み、バイオマス比率が高いバイオプラスチック樹脂加工品成形のための技術実証事業 |
破砕米や期限切れ防災米等、国内で発生する余剰米をPP/PEと混練させたライスレジンを使い、多種製品に利用可能な高濃度バイオマスレジンの製造実証を行うと共に、成形加工技術の実証を行う。 |
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築・省CO2化に係る技術実証事業 | ||
アスクル株式会社 |
使用済みプラスチック製品のリサイクルバリューチェーン構築実証事業 | 事業者のオフィスから排出される使用済みプラスチック製品(クリアフォルダ)を回収し、マテリアルリサイクルによる再製品化のための資源循環バリューチェーンを構築する。CO2削減を実現するとともに、回収スキームの構築と再度リサイクル可能な製品化の実現に向けた実証を行う。 |
三次公募採択案件
事業者名 (五十音順) |
事業名 |
事業の概要 |
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① 化石由来プラスチックの代替素材である再生可能資源への転換及び社会実装化に係る技術実証事業 |
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株式会社 事業革新パートナーズ |
大麦由来ヘミセルロース活用バイオプラスチック樹脂によるタンブラー容器向け化石由来プラスチック代替実証事業 |
PP他の石油由来プラスチック樹脂製の既存成形品を代替するため、ビール製造工程で排出される大麦残渣(大麦の粕)より抽出される【ヘミセルロース】を中心に構成する100%植物由来バイオプラスチック樹脂の製造実証を行うと共に、タンブラー加工実証を行う。 |
ニチモウ株式会社 | 海洋資材(漁網・ロープ等)のバイオプラスチック化とその商品化・普及に関する実証事業 | バイオプラスチックによる漁具(現場の波浪や操業過程でやむを得ず流出してしまい、回収が難しい漁網、ロープ、イカ針、タコ壺等及びマイクロプラスチック化しやすい発泡フロートや土嚢袋等)の製造実証を行うと共に、現場適性、海洋分解性の分析・評価を行う。 |
連絡先
環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-3581-3351
- 室長平尾 禎秀(内線 6831)
- 室長補佐泉 知行(内線 7889)
- 室長補佐畠中 太陽(内線 6822)
- 担当倉石 真純(内線 7893)
- 担当藤木 駿(内線 6805)