報道発表資料

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2020年11月06日
  • 総合政策

(仮称)あつみ第二風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 令和2年11月6日、環境省は、「(仮称)あつみ第二風力発電事業計画段階環境配慮書」(中部電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、愛知県田原市において、最大で出力21,000kWの風力発電所を設置するものである。
 環境大臣意見では、(1)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域及び希少な植生の生育範囲を明らかにした上で、植物及び生態系への影響について予測及び評価を行うこと、(2)「国立・国定公園内における風力発電施設の審査に関する技術的ガイドライン」に基づき、当該国定公園区域の主要な眺望点からの景観を著しく妨げ、眺望の対象に著しい支障を及ぼす風力発電設備等の配置等を回避することができない場合は、対象事業実施区域の見直し及び基数の削減を含む事業計画の大幅な見直しを行うこと等を求めている。

1.背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である中部電力株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

2.事業の概要

・事業者   中部電力株式会社

・事業位置  愛知県田原市(事業実施想定区域面積 約39ha)

・出力    最大21,000kW(単機出力 最大4,200kW程度×最大5基)

3.環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続

・令和2年9月23日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会

・令和2年11月6日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8237
  • 室長木野修宏(内線 6231)
  • 室長補佐豊村紳一郎(内線 6233)
  • 担当中村周平(内線 6248)

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