報道発表資料
1. 公募結果
環境省は、「令和2年度熱中症予防対策ガイダンス策定に係る実証事業」について、実証事業を令和2年4月2日(木)から5月29日(金)の期間に公募を行い、審査委員会において厳正なる審査を行った結果、以下の事業を採択することを決定いたしました。
事業名・概要 |
事業実施者 |
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1 |
事業名 |
IoTを活用した熱中症の予防対策実証事業 |
実施者 |
西日本電信電話株式会社熊本支店 熊本市 |
概要 |
ICTを活用し、学校環境における精度の高い暑さ指数データをリアルタイムに取得・蓄積し学校現場における熱中症対策に活用する実証事業を実施する。 |
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2 |
事業名 |
災害避難時の二次災害として生じうる熱中症の予防 ~脱水弱者である乳幼児・高齢者を守るためにも~ 災害時における熱中症予防 オンラインセミナー開催 及び、ガイダンス策定・実証事業 |
実施者 |
教えて!「かくれ脱水」委員会 |
概要 |
オンラインセミナー実施と、避難所の熱中症対策の最適解の検証及びガイダンス策定を通じて災害避難時の二次災害として生じうる熱中症予防に関する実証事業を実施する。 |
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3 |
事業名 |
車椅子ユーザーの熱中症予防対策に関するオンラインセミナー実施・及び検証のガイダンス策定実証事業 |
実施者 |
教えて!「かくれ脱水」委員会 一般社団法人 WheeLog |
概要 |
オンライン講習会と、車椅子ユーザー向けの熱中症・脱水症対策ガイダンスの策定を通じて、車椅子ユーザー及びそのサポーターを対象とした熱中症・脱水症リスクに関する対策の実証事業を実施する。 |
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4 |
事業名 |
北九州市スマホアプリ「GO!GO! あるくっちゃ KitaQ」を活用した熱中症予防対策事業 |
実施者 |
パステムソリューションズ株式会社 北九州市 社会福祉法人北九州市社会福祉協議会 |
概要 |
北九州市でウォーキング愛好者を中心に利用されている健康アプリ「GO!GO! あるくっちゃ KitaQ」を活用して、熱中症に関する情報の発信・啓発、熱中症の疑いを感じた際の適切なアドバイス情報の提供を行い、安心してスポーツを楽しめる環境づくりに関する実証事業を実施する。 |
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5 |
事業名 |
児童のスポーツ活動における熱中症予防対策実証事業 |
実施者 |
株式会社ウィンゲート シャープ株式会社 |
概要 |
シャープ社独自の蓄冷材を使用した熱中症対策の効果を検証し、少年野球等のスポーツ活動の現場における普及活動の実証事業を実施する。 |
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6 |
事業名 |
地域の熱中症リスク管理に向けたプラットフォームの検討事業 |
実施者 |
一般社団法人コミュニケーションデザイン機構(きんき環境館(近畿環境パートナーシップオフィス)運営団体) 吹田市 一般社団法人環境情報科学センター |
概要 |
大阪府吹田市のアスリート、屋内高齢者等に対する熱中症予防の行動化に向けた効果的な情報提示の方法やプラットフォームに関する実証事業を実施する。 |
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7 |
事業名 |
リスクと予防対策の見える化による熱中症注意喚起事業 |
実施者 |
埼玉県 日本工業大学 Biodata Bank株式会社 |
概要 |
マスク着用時等の熱中症リスクと、日傘や身体冷却等の熱中症予防対策の効果について、サーモカメラ、心拍数計、熱中対策ウオッチ(Biodata Bank株式会社)等により計測し、見える化することで、県民への熱中症の注意喚起に繋げる実証事業を実施する。 |
2. 今後の予定
令和2年の夏に実証事業を実施し、結果は「熱中症予防対策ガイダンス」として今年度中目処にとりまとめる予定です。
連絡先
環境省大臣官房環境保健部環境安全課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8261
- 課長太田志津子(内線 6350)
- 課長補佐福嶋 慶三(内線 6359)
- 主査石橋 七生(内線 6365)