報道発表資料
なお、本事業に関する住民説明会の開催方法等については、改めて発表いたします。
1.茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業の継続について
ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等について、臨床医学等の見地から総合的に検討を行うため、令和2年6月2日~同年6月9日に令和2年度第1回「ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会」を書面で開催し、「茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業について、継続が必要である。」とのご意見をいただきました。これを踏まえ、環境省は緊急措置事業を令和2年7月以降も継続することとしました。
<緊急措置事業の概要>
ジフェニルアルシン酸のばく露が確認された者に対して、健康診査を行うとともに、医療費及び療養に要する費用を支給することにより治療を促し、並びに当該者のうち著しくジフェニルアルシン酸にばく露したと認められる者に対して、病歴、治療歴等に関する調査等を行うことにより、発症のメカニズム、治療法等を含めた症候及び病態の解明を図り、もって、その健康不安の解消等に資することを目的とします。
(1)対象者
茨城県神栖市におけるジフェニルアルシン酸による汚染が確認された井戸の水を飲用に供していた住宅に居住し、又は居住していた者であって、ジフェニルアルシン酸のばく露が確認された方
(2)事業内容
(給付内容)
医療手帳の交付 |
医療費(自己負担分を公費負担) |
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特に汚染の著しい井戸水の飲用者 |
入院歴なし |
健康管理調査費用(月20,000円) |
入院歴あり |
健康管理調査費用(月20,000円) |
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小児期にばく露され、相当程度の精神遅滞への影響が見られた者(H23年度~) |
精神発達調査費用(月50,000円) |
(その他)
小児支援体制整備事業の実施(H20年度~) |
一人一人の成長過程に応じた支援体制を整備するため、医療・発達・教育・福祉等の多角的な観点から、支援の実施について調整を行う。 |
2.今後の見直しについて
緊急措置事業については、3年後の令和5年6月を目途に見直しを検討することとします。
3.住民説明会について
開催方法等については、改めて発表いたします。
4.添付資料
・資料1 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業要綱
・資料2 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業実施要領
・資料3 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業要綱に関する
新旧対照表
・資料4 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業実施要領に関
する新旧対照表
・資料5 ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会の意見
添付資料
- 資料1 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業要綱 [PDF 103 KB]
- 資料2 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業実施要領 [PDF 162 KB]
- 資料3 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業要綱に関する新旧対照表 [PDF 45 KB]
- 資料4 茨城県神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業実施要領に関する新旧対照表 [PDF 47 KB]
- 資料5 ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会の意見 [PDF 36 KB]
連絡先
環境省大臣官房環境保健部環境安全課環境リスク評価室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8263
- 室長山本 英紀(内線 6340)
- 主査佐々木 広視(内線 6347)